まるで春のよう 


快晴/外気温プラス6度
7時起床。この時間はまだ曇り空で、昨日までの上天気もそろそろ終わり、また、灰色の寒い日が来るのかな、と思っていたら、段々晴れてきて、お昼過ぎには素晴らしい天気になり、気温も16度まで上がった。 

今日は11時からオーケストラつきの舞台稽古「神々の黄昏」。われわれの登場する場面は、時間にしたらせいぜい30分ほどなのだが、今日は、オーケストラが入っていたので、 Zubin Mehta 氏が所々で音楽を止めて中断したので、結構疲れた。舞台全体が客席に向かって傾斜していたのも、疲れる原因の一つ。

最近のオペラ演出は舞台を平らのまま使うということはほとんど無くなってしまった。演出家がなにがしかの変化とアクセントを舞台に求める結果だろうが、その効果の程はどうなんだろうか。客席の上の方に座って観る人には、平土間で観る人に比べて、ずいぶんと、とらえ方が違ってくるような気がする。

ここ数年、合唱の仲間うちで腰痛を訴える人が多くなっている。新演出が来るとその前に、6週間の舞台稽古があるが、この長い期間、傾斜した舞台上にずっと立っていると、どうしても腰をやられることになるらしい。もちろん、最近の人は運動不足で背筋が弱くなっているというのもその一因だろうと、わたしはにらんでいる。やはり、常に、適度な運動は必要だと思う。

昨日わたしが感じた疲れも、今日はずいぶんと良くなった。練習帰りの駅までの道には何件かレストランがあるのだが、今日は、路上に食卓が出されて、お客が太陽の光を浴びながらビールを飲み、お昼ご飯を食べている光景が見られた。まだ2月初めだから、絶対に寒さがぶり返すには違いないが、見ていても楽しくなる風景だった。デジカメを持っていなかったのが残念。

帰宅後、Macに向かったら、どうしたことか iDisk の同期が出来なくなってしまった。試行錯誤を繰り返し、なんとか同期できるようになったが、わたしのコンピュータ上とオンライン上の index ファイルの選択を何度も要求された。毎回コンピュータ上のファイルを選んだが、これはどういうことなのだろう。どうも意味不明。

16時半頃にバイロイトから長女のアンナが帰ってきた。週末に、ミュンヘンで何か予定があるらしい。夕方は18時30分からエキストラ合唱と一緒に「アイーダ」の練習。これも Zubin Mehta 氏が指揮した。練習は1時間だったが、ピアニッシモと言葉のアーティキュレーションを重点においた中身の濃い内容だった。

今日のミュンヘン市内は、至る所警官だらけという物々しさだったが、EU の安全会議に参加する各国の要人警護のためらしい。 

Posted: 2004年02月06日 (金) at 16:57 




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