好天の夕べを満喫 


快晴 / 外気温34度
7時20分起床。今日も日中は暑いと感じるほどの素晴らしい天候だった。わたしは午前中の舞台稽古だけで、午後からは自由時間となったのでとても嬉しかった。もちろんこんな時には勿体なくて昼寝などは出来ない。(^_^;) 

10時15分から、タンホイザーの舞台稽古。今日は第二幕の歌合戦の場面をオーケストラ付きで。今日も、Regerplatz で下車して劇場まで歩く。途中、何枚か写真を撮ったが「花ぼこり」の写真は別エントリでアップした。Viktualienmarkt を通り過ぎた時は午前10時頃だったけれど、屋外のビアガーデンはもう満員に近い入り。その中には、1リットル入りのジョッキに手を掛けたまま、居眠りをしているおじさんなどがいてこれから仕事をしに行く身としては、羨ましいような光景だった。(^_^;)

練習が始まってみると「あれ?エリザベート役が替わっている」。病気か、それとも他の事情によるものか Anja Harteros はどうやらキャンセルしたらしい。練習では素晴らしい歌唱を聴かせてくれていたので、本番を大いに楽しみにしていたのでガッカリ。しかし、替わって歌うことになった Camilla Nylund というソプラノもなかなか良い。

タイトルロールを歌う Robert Gambill は今日は顔を見せなかった。当然だろうと思う。昨日の舞台稽古ではかなり気を入れて、素晴らしい歌唱を聴かせていたし、タンホイザーという役は本当に声にも体力にも負担が掛かるから、明日の本番を控えて今日は休養をとるのが正解。今日も練習に出てきて歌っているようだと、馬鹿。ソリストは個人会社のようなものだから、このへんはエゴイストであって良いと思う。(^_^;)
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われわれ合唱は12時過ぎに解放された。さあ、これで明日の夕方まで自由時間!この素晴らしい天気のもと、何をしようかとワクワクした。帰途、また Viktualienmarkt を通り抜ける。この時間はちょうど昼食時だし、観光客らしき人達でかなりの混雑。わたしも座ってビールを飲みたかったが家まで我慢、我慢。


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途中、ミュンヘン市にあるもう一つのオペラ劇場 Am Gärtnerplatztheater(ゲルトナープラッツ劇場) の前を通りかかる。そういえば、この劇場の写真はまだアップしたことがないことに気づいた。正面から写した写真を掲載します。この劇場もバイエルン州立劇場で、こぢんまりとしたレベルの高いオペラ劇場。Nationaltheaterと同じような演目も公演するが、オペレッタやミュージカルなどにも力を入れている。


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この写真で見ると劇場の左側の道路が Reichenbachstrasse という通りなのだが、ここにはユダヤ博物館ひっそりと立っている。いつかは入って見学してみたいと思っているが、なんとなく躊躇する気持があって、まだ果たせないでいる。ちなみに、わたしの好きな作家フレデリック・フォーサイスの作品に「ジャッカルの日」というのがあるが、その中にこの通りの名前とユダヤ博物館の描写がある。自分でここを訪れて、綿密に取材をして書かれた小説であることがうかがえる。

帰宅してから、メールを書いたり、家事を手伝ったりしているうちに夕方になる。今日は、新しいバーベキューセットで魚を試してみようと言うことになり、小さめの鯖のはらわたを抜いて焼いてみた。蓋をして焼けるのと、網が2段になっているので遠火にして焼くことが出来たせいか、満足のいく焼き上がり。鯖に特有の煙モクモクもなかったので隣近所の迷惑を考慮することもなく快適だった。あまり高くなく手頃な値段の Frankenwein の白を開けたが、これもなかなか魚に合うワインだった。娘たちはそれぞれに友達と約束して外出したために、今夜は久しぶりに夫婦水入らず。夜の23時になっても気温はまだ23度を保っている。(^_^) 

Posted: 2005年05月28日 (土) at 23:25 




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