ドイツ版「井戸端会議」 


晴れ時々曇り / 外気温19度
7時起床。今日の午前中はブリギッテが仲の良い女性を6人招待して「おしゃべり会」を開いた。ほとんどが子供達を通じての知り合い。子供達がまだ小さな頃にはよくこういう機会を作って、女だけのおしゃべりを楽しんでいたのだが、子供達が大きくなると共にだんだん回数が減ってしまっていた。せっかく知り合いになったのに、それでは寂しいというわけで、久しぶりにブリギッテが音頭を取った。 


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ご主人や子供達を送り出した後の集会なので、時間は10時から13時まで。特別なご馳走は作らずに、とにかく気楽に集まっておしゃべりを楽しみましょうというわけである。それでも招待する側としては、いろいろと準備もあるので、ブリギッテは昨日、今日と有給休暇を取った。写真にもあるように、手作りのサラダと店で買ってきたサラダが数種類、、ケーキはカローラがアップルケーキを焼いてくれた。後はチーズ、とパン、といった感じの簡単なもの。パンは数日前にパン屋さんに予約してパーティ用に小さなゼンメルを作ってもらっていたのを、わたしが今朝受け取ってきた。飲み物も、数種類の果物を自分でミキサーにかけて作ったジュースと紅茶、コーヒー。

わたしは昨夜、部屋の大掃除、それに食器類を磨いたりしてそれなりに手伝ったつもり。(^_^;) わたしは基本的に、女性のこういう集まりには賛成なのです。職業を持っている女性も主婦専業の女性もそれぞれにストレスに囲まれて毎日を暮らしているわけですから、どこかでそれを発散させなくては。男性が連れ立って一杯飲むのと同じように女性には「おしゃべり」が何よりのストレス解消法のように思います。(間違っていたら失礼)男性と違って、ドイツ女性は経済観念が発達してますから、こういうときでもレストランに行くというようなことはしません。こんな所にも倹約の精神が生きています。(^_^;)

思い出してみると、わたしの母の時代にも似たようなことをしていたような記憶があります。昭和20年代の後半あたりの話ですが、「むじん」と呼んでいました。どういう字を当てるのかは、わたしにもわかりません。隣近所の有志が毎月なにがしかのお金を積み立てておいて、その金額がある程度溜まったところで、会合を開きその時にに一番お金を必要としている家庭にそのお金が下りる仕組みになっていたようでした。詳しい内容はわたしにも分かりませんが、女性だけが集まっておしゃべりをするというのが、ちょっと似ていると思ったので思い出しました。

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1時間半の 音楽稽古が終わって外へ出ると、今日も気持ちの良い秋空が広がっています。帰宅途中、春には桜並木の美しい場所が、今は紅葉していたので、それを写真に撮ってきました。もう数日早いほうがきれいだったと思います。少し残念。しかし、落ち葉のビッシリとしかれた地面もそれなりに秋の風情があって、わたしは好きです。

帰宅すると「おしゃべり会」はとうの昔に終わっていて、ブリギッテは後片づけも済ませ、ソファーの上で横になっていました。やはり幹事役は疲れたようです。(^_^;) 招待客の一人がおいしい「キシュ」を作ってきてくれたのでわたしもそのお相伴にあずかって昼食を済ませました。少し休んで、わたしは17時からまた音楽稽古があるので、16時に家を出ました。

練習の後でちょっとした用事を片づけ、8時半頃の帰宅。週末なので、娘達はそれぞれのプログラムがあるようで2人とも出かけたあと。わたしは明日の午前中、これまた仲間に頼まれての「魔笛」舞台稽古があるし、日曜日は「影のない女」の公演があるので、完全な週末とは言えません。 

Posted: 2004年10月15日 (金) at 21:33 




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