自宅静養 


晴れ / 外気温3度
7時20分起床。昨夜は寝る前に用心して痛み止めを飲んでおいたが、グッスリと眠れて快適だった。今回は、前の治療と違ってずいぶん軽い感じがする。今日と明日、医者の診断書つき休みが取れてなんとなく得をしたような気分になってきた。とはいっても、まだ固い物をしっかり噛むのは無理なので、朝食は大事をとってスープぐらいの流動食にしておいた。 

今日は金曜日ということで、娘たちはそれぞれ学校へ。ブリギッテは仕事なので、午前中は一人だけの静かな時間。さあ、何をしようかなと一瞬ワクワクしたが、本を読むにはちょっと気力が不足しているようで、すぐに疲れてしまい、ソファの上に少し横になっていた。外は明るい太陽が出ているのだが、空気を入れ換えようと窓を開けると、サッと冷たい空気が流れ込んでくる。

昼食は「野菜入りマウルタッシェ」を野菜スープの中に20分ほど浸し、これも出来合のトマトソースを温めて上からかけた。マウルタッシェというのは餃子とかシュウマイと同じ種類だと思って貰って良い。今日食べたものは中にミジンに切った数種類の野菜と調味料が入ったもので、野菜の新鮮な香りがおいしかった。これだと治療した反対側の歯でも充分に噛むことが出来る。(^_^)

午後はユリアがクリスマス・プレゼント用に白黒で写真を撮りたいとフィルムを買ってきたので、久しぶりに PENTAX ME を使って撮影。このカメラは30年前に買ったもの。その当時で一番小さい一眼レフだった。交換レンズは28ミリ(1:2.8)、50ミリ(1:1.4)、135ミリ(1.2.5) といちおう揃っている。今日は家の中で50ミリを使って10枚ほど撮影。明日の午前中は庭に出て135ミリを使い背景を少しぼかして撮ってみようかと思っている。

一眼レフは結婚祝いとして友人に戴いた NIKON F2 もあるのだが、交換レンズがないので、どうしてもPENTAX ME を使う機会が多い。一眼レフ・カメラというのは交換レンズあってのカメラだということか。もし、将来デジタル一眼レフを買う時があれば、その時には交換レンズを含めた予算をたてなくては。しかし、現在のデジタル一眼レフの値段を考えると、道遠し(^_^;) それよりも、いま欲しいデジカメはスイッチを入れてすぐに撮影出来て、シャッター間隔の短い、コンパクトなもの。Blogに載せる写真をとるためだから画素数はそんなに欲張らない。

フルートのレッスンから戻ったカローラが「クリスマスオラトリオ/J.S.Bach のCDを持ってない?」と訊く。残念ながらCDは持っていないけれど、LP ならあるよ、と聴かしてあげた。カール・リヒターの指揮するミュンヘン・バッハオーケストラと合唱団のもの。Evangelist (福音史家)はわたしがお手本としたフリッツ・ヴンダーリヒ。カローラは先生から、Zweiter Teil のテノール・アリア "Frohe Hirten,eilt," という曲を貰ってきたらしい。この先生はわれわれの劇場のバンダを時々やっている人でもあるので、わたしがテノールだということを知っていてこの曲をくれたようだ。(^_^;) クリスマス・オラトリオは若かった頃に何度か、アマチュアの合唱団に呼ばれてエヴァンゲリストを歌ったことがあるのだが、このアリアのコロラトゥーラが現在でも回るかどうか、ちょっと自信がない。歌うのなら少し練習しなくては(^_^;) 

夕方近くになって、カローラがちょっと風邪っぽいというので熱を測ったら38度ちょっとあったので、早めにベットに追いやった。せっかく週末を迎えたのに、ひどくならなければよいが。夕方、ブリギッテが疲れた表情で帰宅。簡単な夕食をとって少し休んだら顔色も良くなってきた。彼女は今、食卓の上でクリスマス時、3日間の献立を考えている。前菜から始まって、デザートで終わる西洋の食事はこんな時には大変だと思う。わたし自身は余り好きではないが、日本のお正月の「おせち料理」はこの点で、正月三が日の主婦の負担を軽くする良い習慣だと思うのだが。 

Posted: 2004年12月17日 (金) at 21:02 




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