野の花が美しい 


快晴 / 外気温20度。
7時20分起床。昨日とはうって変わって、今日は朝から素晴らしい天気。気温も20度ぐらいまで上がり快適。こんな日には胸騒ぎは無い。(^_^) Odysseus も今年初めての庭での日光浴で気持ちよさそう。 

午前中は McGraw で Saul の舞台稽古。明後日、土曜日の本番を控えて、これが最後の舞台稽古となる。ソリストたちはそれぞれに声を控えて温存している様子。われわれ合唱も、今日は動きの最後の見直しで特別に新しいことは何もなし。予定よりも30分ほど早く終了して帰宅する。
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今日は素晴らしい天気のもと、行きも帰りもキッチリと歩いた。道の両側に広がるそれぞれの家の庭が、色とりどりの花に囲まれてとても美しい。途中にある公園を通り抜けようとしたら、そこが雑草で埋まっていてその見事さに思わず写真を一枚。街中のこういう公共の場所は既に芝刈り機が入っていて短く刈り揃えられているが、ここはそうではなかった。ミュンヘン市の係員もこの見事な野の花を刈り取るのは忍びないと思っているのではないだろうか。そうだとすれば、乙な計らいではある。(^_^) 
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そのあと、お肉屋さんに立ち寄り、ソーセージ、サラミ類を買って帰宅。今日はわたしの好きなものばかりを買ってきた。わが家ではソーセージ類を買うときには時々、買いに行く人を替えている。そうしないと、いつも同じようなものばかり食べることになってしまうから、たまにはアクセントを付けたいと思うわけである。ブリギッテが買ってくるものはさすがに主婦の感覚でその日の特売品を買ってくることが多いし、ユリアが買ってくると脂肪分の多いものが多くなる。そしてわたしが買いに行くと、値段表などには関係なくビールやワインのおつまみに合うものが多くなる。(^_^;) 

今日は、それでもけっこうバランスの取れたものになったな、と自画自賛。ドイツのソーセージ類は、パンに乗せて食べることを主眼において作られていると思うのだが、ビールやワインのおつまみにも実によく合う。日本から来たお客などにビールのおつまみにして出すと皆さん「おいしい!」と言ってくれる。しかし、どういうわけか、ドイツ人はビールを飲むときにおつまみを必要としないようで、ビールだけをグイグイとやっている。ケチなのかもしれない。(-_-;)

帰宅するとカローラがもう既に帰ってきていて一人で昼食を済ませていた。わたしの目から見たら彼女はちっとも太ってはいないと思えるのだが、どういうわけか数日前からダイエットを始めている。恋煩いかな、と思ってみたりした。(^_^;) わたしも一人で昼食を終わったあと、余り天気がよいので Odysseus を外に出して日光浴をさせることにした。今年初めての試み。2時間くらい後にまた家の中に入れたが、その時に甲羅を触ってみるとけっこう暖かかったから彼も満足しただろう。

夕方からは昨日に続いて2回目の Saul のオーケストラ合わせ。指揮者の Ivor Bolton からの注文はもっと歌詞を明瞭に発音して欲しい、ということだけで、予定した時間よりも30分ほど前に解放された。(^_^) 

マキシミリアン通りに出たらちょうど電車が来たのでそれに飛び乗る。今日はこの時点で既に歩数が一万歩を超えていたので余り無理をしないようにと、全線、電車に乗ることにした。 Max-Weber-Platz で乗り換えたのだが、車内はかなり空いていて、わたしはじっくりと本を読みたかったから窓際の座席に座り、隣の座席にはリュックザックを置いて暗黙のうちに誰も座わって欲しくないという意味を込めた。

ところが、ある停車駅でふと気がつくと、眼鏡を掛けた中年の婦人が無言でわたしの座席の横に立っている。周りを見ると充分な空席があるのに妙だな、とは思ったがわたしのリュックザックを膝の上に乗せてその席を空けて上げた。彼女が座ってからしばらくすると、なんだか妙にわたしを圧迫してくるのに気がついた。チラリと横顔を見ると彼女は何も感じていないように正面を見たまま。一番先に考えたのは「財布はどこに入れたか?」だった。(^_^;) クレジットカードなども入れてあるわたしの財布は膝の上のリュックザックの中だから安心。しかし、それからもその妙な感じは続く。わたしの停留所から6つ前の停留所で彼女は下車していった。

家に戻って娘たちにそのことを話すと、最初はやはり「スリじゃなかったのかな」と言う。そのあとでユリアが笑いながら「もしかすると痴女?」と言うので「もっと若い女の人なら良かったんだけどね」と切り返した。(^_^;) 「木の芽時」は人間の自制心を狂わせるのかもしれない。 

Posted: 2005年04月28日 (木) at 15:12 




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