家族で映画「The Company」を見る 


曇りときどき小雨/外気温8度〜15度
今日は「聖霊降臨祭」の祝日。朝起きてみると、昨日とはうって変わって曇り空の寒そうな天気。本来なら今日は知人が夏の家を空けてくれたのでそこへ一晩泊まりで行く予定だった。これはわれわれの3月の誕生日に知人がプレゼントしてくれたもの。その夏の家はミュンヘンから80kmぐらい離れたところにある、キムゼーという湖の畔にある。しかし、この天候だと行ってもあまり楽しめそうもないので、せっかくの好意だったけれど中止にした。わたしも今朝からちょっと喉がいがらっぽくて、なんだか風邪を引きそうで心配なので、それも中止にした理由だった。 

アンナが昨夜、バイロイトから戻ってきていたので、また久しぶりに家族全員がそろっての遅い朝食。そのあとはそれぞれに過ごす。カローラは1時間ぐらい熱心にフルートをさらっていたし、アンナもユリアも、交代でピアノを練習していた。7月18日にはブリギッテの両親の金婚式のお祝いがある。その時にはカローラがフルートを演奏し、わたしの歌をユリアとアンナが一曲ずつ伴奏する計画にしている。その練習もちょっとしてみた。ユリアもアンナも初めての曲に戸惑っていたけれど、まだ時間もあることだからなんとか形が付くだろう。自分の娘の伴奏で歌うというのはなんだか気恥ずかしい思いがするもの。(^_^;)

ブリギッテはお掃除を済ませたあと、疲れたのかソファーの上で仮眠をとっていた。けっこうグッスリ眠っていたからやはり肉体的に疲れているのだろうと思う。わたしはその間を利用して、シーツやテーブルクロスのアイロン掛け。

そのあと「四十七人の刺客」/池宮彰一郎著 を読み進み夕方19時頃に読了。この本は久しぶりに面白く、読み応えがあった。話の筋自体は例の忠臣蔵なのだが、そこここに散りばめられた著者の推察、観察眼が素晴らしい。まったく新しい角度から光を当てた、素晴らしい発想の転換、新鮮な切り口を見せてくれた。大げさにいえば、「忠臣蔵」を現代に蘇らせたと言っても良いかもしれない。時代小説が嫌いな人でも、心理描写が現代にも通じる新しさを持っているのでお勧めしたい。もう一度読み返してみたい本。(^_^)

夕食はまた5人で手早く済ませ、映画館に全員で出掛けた。どの映画を見ようか散々迷ったのだが、たまに帰ってくるアンナの希望を入れて「The Company」というバレエの映画を見ることにした。話の筋自体はどうということもない。むしろ筋など無いといった方が良いかもしれないものでメインはバレエそのもの。ほぼ完璧にコントロールされた肉体の動きの美しさを楽しむ映画だと思う。逆に言うと、バレエに関心がない人にはあまり面白くないかもしれない。

帰宅後、ブリギッテと娘達はトランプ遊びを始めた。わたしはこうして Blog のエントリを書いているが、もうそろそろ寝るつもり。 

Posted: 2004年05月31日 (月) at 23:47 




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