けっこうハードな日程だった 


曇り / 外気温マイナス0.5度
7時20分起床。曇り空で寒い一日。ちょっと風もあったりして余計に寒く感じたのかもしれない。風邪の方は今のところひどくならずに、何とか持ちこたえている。ブリギッテは今日、有給休暇を取っていて、いつもとは反対に、わたしが出掛ける時に「いってらっしゃ〜い」と見送って貰った。彼女が働くようになってからは、彼女の方が家を出るのが早いので、そういうことが無くなっていたのでなんだか新鮮。やはり嬉しいものですね。 

今は亡くなってしまった落語家(春風亭柳橋だったかな)が、ある落語の枕で来場のご婦人方に向かって「あなたね、旦那なんて馬だと思えばいいんです。家を出掛ける時と、仕事から帰った時に、嘘でもいいから優しい声と笑顔でねぎらってやれば、喜んで外で一生懸命働いて家に帰ってきますから。」というようなことを言っていたのを思いだした。まったくその通りだなと一人で苦笑していた。

午前中10時から11時まではまた、ケント・ナガノ氏が合唱練習室に来て Billy Budd の第三幕と終幕の音楽稽古。合唱指揮者のマスペロ氏とこれまで練習してきたテンポよりは数段速くて、ちょっと緊張してしまった。このテンポだと気を抜いている暇はないかもしれない。少々のことでぐらつかないように、音楽を身体にたたき込むしかないな、と思った。30分の休憩のあと今度は舞台稽古。一幕の最後をやったのだが、今日は演出家の Mussbach 氏が急病とかで欠席。演出助手の女性が替わって練習を取り仕切った。残念ながら危惧したとおり緊張感に欠けたものになってしまった。決して彼女が女性だから、というわけではなく、やはり人間性、無言のうちにその人から発せられる才能だとおもう。50人からの男共を扱うのはかなり難しいのです。(^_^;)

帰宅途中で電気店に立ち寄り、アンナのクリスマスプレゼントを買う。彼女の今年の希望は女の子らしくなく「バッテリー充電器」(^_^;)。MDプレーヤーとか、その他の器機で乾電池を使う機会が多いらしい。売り場に行くと、いろいろな会社から出ていて値段は大体30〜80ユーロにわたっている。わたしは VARTA という電池専門メーカーから出ている15分で充電出来る(世界最速と書いてあります)ものを、4本の電池付きで69ユーロというのを購入。

帰宅後ブリギッテが作ったキノコ・クリームソースのスパゲッティを食べる。食べながら、彼女の午前中のパーティの話を聞いた。夕方は18時から劇場内安全規約の講義を聴くために(強制)17時頃家を出る。そのあと、19時から30分くらい「利口な女狐の物語」のオーケストラ合わせ。指揮はジュン・メルクル。帰宅は20時頃と早かった。今夜は、カローラが学校でまた小音楽会があってフルートを吹くのでブリギッテはそれを聴きに出掛けた。終了後、友達とワインを飲んでくるらしい。(^_^) わたしは久しぶりにお風呂に入った。風邪をひきそうかな、という時にはお風呂も良い時がある。 

Posted: 2004年12月08日 (水) at 22:04 




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