「利口な女狐の物語」2回目。 


晴れ / 外気温3度
7時20分起床。今日も朝から青空の拡がる良い天気。寒い!しかし、カラリと晴れ上がったた青空をバックに凛として立っている、霜で真っ白になった木々を見るのは気持がよい。路面電車の時刻表改訂以来わたしが路面電車を使うのは今朝が始めて。見ると家の前の停留所には、いつもよりかなり多くの人が立って電車を待っている。なんだか悪い予感。 

やがてやってきた路面電車は満員。それでもわたしは運良く座れたけれど、こんな事も珍しい。やはり本数が削られたせいだろうか。途中の地下鉄との連絡駅では大勢の人が下車してそのあとは普通の混み具合となった。しかしこれでは終わらなかったのである。劇場の前を走る路線に乗り換えてひと駅走ったところは Max-Weber Platz といって大きな交差点があり、直角に別の路線の電車が走っている。わたしの乗った電車はこの交差点をまっすぐ進むのだが、なんと、電車が右折し始めた。

電車の右側には並行して道路があって、車も直進し始めたところだったから、それらの車は急ブレーキ。わたしの乗った路面電車の運転手は「ウワ〜ッ、誰だ、線路のポイントを変えたのは!」と叫びながら急ブレーキをかけましたが危なく事故になるところでした。運転手は路面電車をバックして戻し、大きなハンドルのようなものを抱えて線路に下りて、自分でポイントを直しました。長年路面電車に乗ってますが、こんなのは始めて。大らかといえば大らかですが、危ない。(^_^;)

そんなことがあったけれど、今日の舞台稽古の5分前に到着して遅刻しなかったのは幸い。今日からNationaltheaterの本舞台に移っての舞台稽古。舞台装置もしっかりと組み立てられていて、意外とこじんまりとした舞台に感じた。航空母艦の中という設定だから、無機質な冷たい感じ。第一幕の最初から練習は始まった。13時半に終了。

帰途、今日は HIRMER というこれも大きな用品店でコートを物色する。その中で、軽くて暖かく、防水もしっかりしている GORE-TEX を素材としたものが気に入ったのだが、他のコートと較べると少し高い。迷ったまま買わずに帰宅して、ユリアと話をしたら「良いものは数年着れば高くても元が取れるんじゃないの」と背中を押されてしまった。ユリアもわたしの背中を押すようになって、大人になったものです。(^_^) もう一度明日はそのお店に行って、じっくりと検討してみよう。

夜の公演は20時から「利口な女狐の物語」の2回目。22時15分の帰宅。 

Posted: 2004年12月15日 (水) at 22:45 




1年前の今日は? 2年前の今日は?