同僚が舞台上で怪我をしたらしい 


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今日は Roméo et Juliette /Gounod の Hauptprobe 。今日も劇場からの呼び出しは掛からず、この調子だと今週は時間が取れそうだから iBlog の新しいバージョンを導入できるな、と考えていたら15時過ぎに電話があり、同僚が舞台の上でアキレス腱を切ったとの知らせ。金曜日のゲネラルプローベと日曜日の初日には出なくてはならなくなった。なんとなく、何かが起こるのではないかという妙な予感はあったので、あまり驚きもしなかった。(^_^;) 

舞台の上での事故というのは、けっこう多くて、わたしも20年前に足首の靱帯を切ったことがある。ちょっとかかとの高い靴を履いていて、くじいたもの。今回も同じような事らしい。しかし、一番怖いのは舞台の照明が暗く、舞台に段差があるような時。別のことに集中しているとそれをフット忘れたりすることがある。

数年前の「ナブッコ」の時には、突然舞台の照明が消えてしまい幕を下ろしたことがあった。舞台装置監督が懐中電灯を持って見に来たが、なんとその彼が1メートル以上の落差の沈んでいる舞台に落ちてしまい肋骨を折るという事故もあった。わたしはちょうどその時、彼の落下したすぐ側にいたので、床に激突した人間の身体がたてる、なんとも表現の仕様のない嫌な音を聞いている。

また、1974年1月5日にはその当時めきめきと頭角を現してきて、将来はドイツを背負って立つようになるだろうといわれていたバリトンのアンハイザー(Wolfgang Anheisser)という歌手がケルンで、文字通り奈落に落ちて死んでいる。かように舞台はいつも神経を張りつめていないと怖いところです。

今日はユリアが一日中家にいて明日の試験に備えていた。本来なら学校があるのだが、今日はどうでもいいような授業で、明日の試験のほうが大事だからということらしい。彼女も大人だから、その辺は自分の裁量に任せることにしている。わたしは読みかけの本を読み続けていて、お昼頃読了。「絹の道」/平岩弓枝著 という本で、少しひねくりすぎるところはあるものの、面白くて一気に読み終えた。読後感は、なんだか、テレビの連続ドラマを見せられた感じ。

カローラの帰宅を待って3人でブリギッテの作っていったトマトソースでスパゲッティを食べる。なかなかおいしいので「これだけおいしければ、スパゲッティのソースはもうパパが作らなくてもいいね」というと2人から反対の声が上がった。どちらもおいしいけれどまったく違う味なんだそうだ。なんだか、乗せられているのが見え見え。(^_^;)

夕食はブリギッテも早めに帰宅したので、「鶏肉とピーマンの味噌からめ」を作ることにする。おみそを油と砂糖で炒めて、中国風のうまみそをつくり、これを鶏とピーマンにからめるもの。これに加えて、再び「大根おろしにちりめんじゃこ」「きざみネギ入り納豆」。ちょっと食べ過ぎた。(^_^;) 

Posted: 2004年05月26日 (水) at 21:21 




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