今夜はバイロイト泊まり 


薄曇り / 外気温16度
7時半起床。今夜はバイロイトのアンナのアパートに泊まったので、この日記は2004年10月31日に書いています。今日はわたしは10時半から「マイスタージンガー」のオーケストラ付き舞台稽古。ブリギッテも午後2時までの土曜出勤。娘達は、学校が来週1週間 Herbstferien (秋休み)ということで、リラックスした雰囲気。アンナが27日に22回目の誕生日だったので、遅ればせながらそれを祝うために家族全員で午後からバイロイトへ向かった。 

「マイスタージンガー」のオーケストラ舞台稽古だが、先シーズンの終わりに5回も演奏していてまだ記憶に新しいので、普通だと練習はない。しかし指揮者が音楽監督のメータ氏ということで、特別扱い。彼が練習をしたいと言えば、万難を排しても練習が組み込まれる。音楽監督の特権である。(^_^) これはどこのオペラ劇場でも同じようなもの。まあ、今回はソリスト陣に若干の入れ替えがあったから、納得。練習場所は先年新しくできたレンネルト・ザール。規模は小さいながらも舞台も上下してオーケストラピットの広さも取れるが、やはりマイスタージンガーにはちょっとキツイ。200人近い人が入っているせいもあるけれど、音が飽和状態になってしまう。

最初の終幕の Festwiese を通し、次に2幕の終わりにある、Prügelfuge を2度通してわれわれ合唱は解放された。13時半までの予定だったので、ユリアとカローラが迎えに来る午後2時までちょっと時間が余ってしまって、まずは、劇場の食堂で簡単な昼食をとる。それでもまだ時間があるので、久しぶりに街をブラブラ歩いてみることにした。

ミュンヘンの中心部も近年ずいぶん様変わりしていて、とっても近代的できれいになってきている。特に、Fünf Höfe と名付けられた一角はずいぶんと整理されて、気の利いた店も多く入って、ウィンドウショッピングも楽しくなった。土曜日の午後と言うことで、ミュンヘン近郊の人たちと思われる訪問者も多くてちょっと良い雰囲気。やっと時間がつぶれて、午後2時に仕事を終わったブリギッテを迎えて一路バイロイトへ。

今日の運転はユリアに任せて、わたしは車の中でウトウトと眠ってしまった。彼女の運転ぶりはなかなか安定していて安心して任せていられるようになった。(^_^) アウトバーンに乗ってすぐに渋滞があったがこれは、サッカースタジアムの建設によるもので、2006年のワールドカップ開幕試合がここで行われることになった。スタジアムの建設と同時にアウトバーンの拡張工事も行われていて渋滞はそのせい。

約2時間半ぐらいでバイロイト到着。わたしはアンナの引っ越した新しい住居は見ているがブリギッテも他の娘達も初めてで興味津々。同居人の女子学生が今週末部屋を空けてくれたので、われわれ家族5人の泊まるスペースを何とか確保することが出来た。たった一晩泊まりなんだけれど、寝袋やそれぞれの枕などを持っていったので車のトランクルームはぎっしり。

アンナの部屋は前の学生寮と違って、素晴らしく陽当たりがよいので広々と健康的に見える。ブリギッテも満足した様子。しかし部屋の中はアンナの性格を物語ってかなり乱雑。わたしとアンナが近くのお店で本棚を買ってくる間にブリギッテは部屋の片づけを始めた。本棚(204 x 60 x 28)を買ってきて組み立てた後、床に置いてあった本やCDをそこに納めると見違えるように部屋が広く感じられて全員満足。

夕食はブリギッテとユリアはダイエット食持参だったので、わたしとアンナ、カローラは Pizza Service を利用。わたしは Weißbier を一本。その後、わたしを除く家族は夜の街へ散歩へ出掛けた。待っていたがなかなか帰ってくる様子がないので、わたしは寝袋の中に潜り込んでいつの間にか寝入ってしまった。 

Posted: 2004年10月30日 (土) at 17:25 




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