「ローエングリン」4回目 


曇りのち晴れ/外気温10度〜15度
日曜日なので、今日はかなりゆっくりの起床。耳を澄ますと外はどうやら雨が降っているようだ。10時半頃にようやくベットを抜け出して朝食の支度。カローラは昨夜友達のところに泊まったので、4人でのテーブル。ユリアはまだ本調子ではないみたい。アンナは今日また、バイロイトへ戻るので、それまでに友達を訪問したりするとかで自分で起きてさっさと支度していた。彼女にしてはちょっと珍しい。(^_^;) 

朝食後はそれぞれの部屋に引き取って、それぞれのことをしている。ブリギッテは知り合いから頼まれた「税金申告」の書類作り。これは彼女の仕事以外のアルバイトです。ユリアは来週もまた大事なテストがあるので自室で勉強。彼女は最近とみに「やる気」が出てきたのか、よく勉強をしている。この年頃って、そういう時期なのかもしれない。まだ、どの方向に進むのかは自分でもわかっていないらしいがとにかく「お金の一杯稼げる職業に就くんだ」そうです。これは明らかにわたしの血筋ではない。

わたしは16時からの4回目の「ローエングリン」に備えて、13時半頃から40分ほど横になる。こういう長いオペラの (5時間) 開始時間が16時だと、なんだか一日中つぶれてしまうような感じがする。14時頃から青空が覗き始めた。

路面電車の中で借りてきた文庫本の「人喰鉄道・上」/戸川幸夫著 を読んでいったら、夢中になっていて乗換駅を通り越してしまった。予定より10分遅れて劇場に着いたが、余裕を持って家を出ているので規定の時間に遅れることはなかった。(^_^) 昨日は 鳩笛草、ばん祭/朽ちてゆくまで (宮部みゆき著) を読了。この作家のものはこれが初めて。最近よく見る名前だけれど、もっと他の作品も読んでみたくなった。こういう時に日本に住んでいれば、サッと本屋へ行って捜すことが出来るのにちょっと残念。なんだか最近は女性の小説家が多いような気がするけれど気のせいかな。

「ローエングリン」は例によって Ben Heppner が素晴らしい出来で感動もの。テノールとしての彼のテクニックは見事だと思う。ドミンゴもCDに録音しているが、やはりこの役はイタリア系の声を持ったテノールで歌われた方が好ましい。この役を歌って素晴らしい Peter Seiffert もドイツのテノールにしてはイタリア的だが、やはりちょっと違う。イタリア系テノールの、明るくスコーンと抜けるような高音の快感というのはまた格別。

2回の休憩が入るとはいえ、しかし、このオペラは長いですね〜。今日で4回目なのですが、もう一度あると思うと少しゲンナリしないでもありません。(-_-;) 帰宅したのが22時でした。ブリギッテは歯を磨いてまさにベットに入ろうとしていたところ。わたしのために 魚料理/ドイツ風ジャガイモサラダ/生野菜サラダ を用意してあって、眠そうな顔で、わたしが食べている間、ちょっと付き合ってくれました。わたしは明日は休日なので、今夜は少しゆったりした気分です。 

Posted: 2004年05月16日 (日) at 23:22 




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