2回目の「ルチア」は非番 


曇り / 外気温マイナス0.5度
7時20分起床。昨日に続く寒い一日。今日は10時から Billy Budd の舞台稽古だったが、演出家のMussbach 氏は今日も練習に現れなかった。それでというわけではないだろうが、前半は先日振り付けられたレビューまがいの練習。わたしにとってもけっこう難しく、まだきちんと動きを憶えられない。やる以上はピシッとやりたいのだが…。 

練習の途中で避難訓練のサイレンが鳴って、われわれは劇場脇の Marstallplatz へ飛び出した。われわれは前もってわかっていたので、練習場にコートを持ってきていて、それを着て外へ出たのだが、一人、シャツだけで寒そうにしている人がいた。オーケストラか、ソリストの練習に付き合っていたらしいケント・ナガノ氏だった。可哀相に、誰か前もって教えなかったのだろうか。この時点で気温は0度ぐらいだったから風邪などひかなければよいが。休憩のあとは1幕の最初の場面の練習。ここはすでにMussbach 氏と動きを一度やっているので、演出助手の指導でも問題は無し。13時に終わって帰宅。

途中、楽器店に立ち寄り、カローラのクリスマス・プレゼントに、折りたたみ式の楽譜台を購入。演奏会がある時には各自が持って行かなくてはならないそうで、今使っているのはブリギッテが使っていたものだからかなりガタが来ている。それに、出来れば仲間と同じように黒い物が欲しいということでクリスマス・プレゼントにした。30ユーロ。これでまた、プレゼント・リストからひとつ消すことが出来る。(^_^)

昼食はブリギッテが作っていった魚ハンバーグ。カローラも結構おいしそうに食べていた。わたしの風邪はどうも少しずつ進行しているようで、今日はクシャミが出るし鼻もグズグズし始めている。今夜の公演は2回目の「ルチア」なのだが、幸運なことに今夜は出なくても良さそう。この演目も今回からわたしは控えに回ってちょっと嬉しい。しかし、どうやら「ルチア」は今シリーズかぎりで打ちきりとなる可能性が強い。というのも、舞台装置に相当ガタが来ていて大道具係がそれをきちんと据えるのに大分苦労していた。これは Robert Carsen の演出 Richard Hudson の舞台装置で、1991年ぐらいの Premiereだから、もう13年以上になる。

ブリギッテは18時過ぎに帰宅後、荷物を置いただけですぐに食料品の買い出しに出掛けた。明日、明後日と別な買い物の予定があるので、どうしても今日中に済ましておきたいらしい。ご苦労様。今夜は暖かくして早寝しよう。 

Posted: 2004年12月09日 (木) at 19:51 




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