シリーズ最後の「トロバトーレ」(3回目) 


一日中、雨/外気温12度
9時半起床。昨夜は結局午前2時頃の就寝だったので、9時過ぎまでグッスリと眠ってしまった。窓の外からは雨音が聞こえて、ちょっとゲンナリ。わたしのまわりでも、今年の天気を恨む声がだんだんと高くなってきている。この調子で行くと今年は夏は来ないのではないかというようなものだ。こんな天気が続くとワインの出来もちょっと心配 

今日は日本とアメリカは「父の日」だそうだ。朝の食卓についた時「日本では父の日だから、今日は楽をさせて貰うよ」と言うとユリアが「この前、父の日が有ったじゃない、それにここはドイツだよ」というので「パパは日本人であって、国籍も依然として日本である。ドイツに住んでいるのは単なる偶然に過ぎない」と反論。なんだが完全には納得しないようだったが、受け入れてはくれたようだ。だからといってなにも特別なプレゼントを貰ったということではないのだが・・・。(^_^;)

そういえばブリギッテが毎年同じような論法で日本の「女正月」(だったかな?)を持ち出すのを思い出した。わたしが結婚したての頃ついうっかりと、日本には「女正月」という風習があって、1月7日には(間違っていたら教えてください)この日は暮れから正月にかけて忙しかった女性がな〜んにも家の仕事をしないでくつろぐんだよ、と教えてしまったのです。それ以降しばらく、1月7日は彼女の完全休養日になっていました。これにも「あなたはドイツ人なんだからその主張はおかしい」というと「わたしは日本人と結婚したから日本人女性と同じよとなんだかわけの分からない理屈を押し通してきました。(^_^;)

朝食のあと、ブリギッテは知人に頼まれていた「税の申告書」作成に取りかかり、それが出来たので、午後から届けに行きました。ユリアはこのところ真面目に机に向かって勉強しています。わたしは相変わらずMacに向かって遊んでいます(^_^;)。

今夜はシリーズ3回目の「トロバトーレ」が18時という早い時間に始まります。このシリーズは今日が最後。あしたから1週間ほど公演のない日が続いて、 Festspiel の準備期間になります。さて、毎回注意して聴いているアズチェーナ役を歌う Luciana D'Intino だが、今日も安定した歌唱。少しだけ彼女の高音が気になったが、もう少し高音に収束感が出てくれば素晴らしいと思う。低音と違って高音は訓練次第ではどんどん良くなるものだから、今後に期待しても良いかも知れない。いまのところ彼女の武器はピアノ、ピアニッシモの使い方がなかなか効果的な点と、中低音の独特の押し出しだろう。今後の活躍に注目したい人。

今夜は始まりが早かったのでいつもより1時間早く帰宅できると楽しみにしていたら、地下鉄と路面電車の接続が悪く15分くらい待たなくてはならなかった。やっと来た路面電車に乗って2駅ほど過ぎたところでアナウンス。この先の途中の路線でバスと乗用車がぶつかる事故があり、なんとそれが路面電車の線路の上だという。そこから電車は全面ストップで次の駅で全員降ろされてしまった。

仕方なく、家に電話をしたらユリアが SMART で迎えに来てくれるということでホッ。待っている時間は20分くらいだったが寒くて参った。こんな状態の時にはわたしもこの天候を恨みたくなる。やっと帰宅したのがもう21時過ぎ。それから夕食を食べて、「スペイン 対 ポルトガル」戦の後半をテレビ観戦。前半は0 対 0 だったのだが後半に入ってポルトガルが1点入れ、そのまま押し切った。地元だけにファンは大喜び。次の「ドイツ 対 チェコ」もこんな感じでドイツが勝つと良いな、とやはり思う。 

Posted: 2004年06月20日 (日) at 23:42 




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