2回目の"Roberto Devereux"曇 /
外気温20度
8時起床。久しぶりに家族4人揃っての朝食。例によって、10時半頃から食べ始める。ユリアは、一週間遊んできて、今日からまたアビトゥーア(Abitur)の口頭試問に備えて、沢山本を(von Kleist のもの)読まなければならない。しかし、神経が集中しないようで、ピアノを弾いてみたり、マックに触ってみたりと、他のことばかりに手が伸びる様子。自分もそうだから、わからないこともないが,あと一踏ん張りを頑張って欲しいもの。 朝のうちは雨が降っていたが、9時を過ぎる頃から少し明るくなってきて、それから以後は曇り空。気温は20度ぐらいまでしか上がらず。カローラは一昨日、とユリアは昨日とほぼ同時期に帰宅したのでブリギッテは2人の衣類を洗濯するので大変。
カローラは今夕、ミュンヘンの西部にある Obermenzing で第一回目のコンサートがあるので、朝から少し落ち着かない様子が見える。わたしもこれと言って特別なことをしたわけではないが、ブリギッテの仕事をチョコチョコと手伝ったりしているうちに時間が過ぎていった。 ブリギッテがニンジンのケーキを作ったので午後、それを一緒に食べる。まだほんのりと暖かくて、フワッとしたケーキは甘みも押さえてあって美味しかった。わたしには珍しく二切れ食べる。今夜は2回目の"Roberto Devereux" が18時からあるので、16時45分頃に家を出た・ 今日の公演はタイトルロールが替わって Roberto Aronico というテノールだったが、これがなかなか素晴らしかった。数カ所、少し頑張りすぎという面もあったが、よく伸びる声で気持がよい。観客からも盛んなブラボーが飛んでいた。経歴を読んでみると Carlo Bergonzi に師事した人らしい。 しかし、今夜の Gruberova がそれ以上に素晴らしかったので、ちょっと損をした感じ。公演としては大成功の部類に入るだろう。 Gruberova は最初から全開という感じだった。彼女の持ち味である浮遊感の漂うソプラノの上に、時に強靱な声が重なるという感じで表現に自在感があった。カーテンコールの表情をみていると、彼女自信も今日はかなり満足の出来だったのではないかと思う。 公演の途中あたりから外は雷を伴ったかなり激しい雨が降り出した。ちょっとわからなかったけれど、アラレが混じっていたかもしれない21時少し前に終わって外へ出た時にも雨は降り続いていて、地下鉄の駅まで歩く間にかなり濡れてしまった。22時少し前の帰宅。 Posted: 2005年05月22日 (日) at 16:30
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