２回目の「Saul」 


曇り / 外気温18度
7時10分起床。朝のうちは少し太陽も照っていたのだが、午後からは曇り空になってしまった。風も少し出てきた。朝食時、口を開けると右側のこめかみ近くの蝶番が少し痛む。昨日の歯の治療時に歯型を取るのに何度も大きな金具を入れられたせいだろう。わたしの口が小さいというわけではなく、ドイツ人の口が大きいのだと思う。こういう事があるとやはり歯医者は日本で掛かりたいな、と思う。(^_^;) 

ブリギッテが出勤前に、夕食用のスパゲッティソースを作るというので、わたしが代わって作ることにした。このソースはもうすっかり作り慣れてしまっているので、30分もあれば出来てしまう。ブリギッテもその分楽になるし、カローラもわたしが作る方を喜ぶ。(^_^)

今日は練習予定表をよく見ないで9時に家を出て、劇場に着いてからもう一度掲示板を見たら、わたしは来なくても良かったのだった。午前中の練習は "Orphée et Eurydice" の舞台稽古で、わたしは控えに回っているので、こういう時には出なくてもいいのである。ちょっと損をしたような気持でまた帰宅するが、まあ、散歩だと思えばいいか、と思い直す。物事は良い方に考えなくては、とちょっと負け惜しみ。(^_^;)

途中、郵便局に立ち寄り小包を受け取ってくる。Amazon.co.jp に注文しておいたCDの組み物。今回は関税 (Zoll) を17ユーロ払わなくてはならなかった。(-_-;)　わたしの経験では、日本円で１万円を超えるものに対して関税が掛かるようだ。だから、日本から何か送っていただくときには、１万円以上する品物でも、値札を取り去って、書類には一万円以下と書いてくれるように頼んでいる。一度は知人が親切にプレゼントに高価な衣類を贈ってくれたのだが、正札を付けたままだったので、高い関税を取られたことがあった。こういう事はお互いに不幸であると思う。まあ、誰が見ても嘘だとわかるようなものはこの手が使えないが、食料品や衣類などは融通が利く。(^_^;)　帰宅して、それらのCDを早速 iTunes に読み込む作業を始める。しかしこれはかなり速いので快適。

ここ2,3日、どうも喉（声）の調子がおかしい。ハテ、白樺の花粉はもう飛んでいないと思うのだが、なにか新しいアレルギーに掛かっているのだろうかと少し不安になった。午後1時間ほど一人で練習してみるが、どうもおかしい。しばらく様子見かな。午後からは完全な曇り空になり、気温も下がってきた。

夜は Saul の２回目があるので17時半過ぎに出掛ける。終演が22時40分過ぎなので帰宅はどうしても23時半頃になってしまう。ミュンヘンではこのオペラだけの現象なのだが、カーテンコールの時にオーケストラの連中が舞台に上がってきてわれわれと一緒に観客の拍手を受けている。オーケストラ団員にとっても、このオペラは連帯感を強く感じるものなのだろうか。面白いと思う。 

Posted: 2005年05月04日 (水) at 14:22 




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