「運命の力」の Premiere 


晴れ / 外気温32度
7時20分起床。朝起きた時には少し雲が出ていて、今日は庭の撒水も必要ないかなと思っていたら、ブリギッテが「今日はこの夏一番の暑さになる」ということを聞いたというのでいつも通りに水やりをした。今日は、18時から始まる「運命の力」の Premiere までなにも無し。ゆったりとした日中だった。 

昨夜遅く帰宅したユリアが仲の良い友達と熟睡中なので、午前中は練習をする予定でいたが、声を出すわけにも行かず、もっぱらマックの前に座っていた。 iTunes が4.9にバージョンアップしたらしいのでそれをダウンロードしたり、 iBlog を1.4.5 にバージョンアップしたりとけっこう楽しかった。

11時近くになり、頭がボーッとしてきたので(マックの前に座りすぎ?)40分ほど仮眠を取る。そのうちにユリアと友達も起きてきてコーヒーを煎れてくれた。それを飲んでスッキリ。

庭の草花ばかりに目が行っていたが、気が付くと芝の所々が赤茶けて見える。考えてみれば無理もない。もう9日間も雨らしい雨が降らないのだから。幸い今日は日中家にいるので、撒水器を取り付けてたっぷり水を撒いた。もしかすると、夕立が来るかもしれないが、それはそれでよい。3時頃から少し空模様が怪しくなってきたのだが、どうやらホンのお湿り程度のものだったらしい。
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17時過ぎに家を出て劇場へ。余り暑いので、今日は歩くのは中止。舞台でタップリと汗をかくことはわかっているので体力温存である。Marienplatz から歩いていったら劇場正面はいつになく華やいだ雰囲気。そうだった、今日は Festspiel の幕開きだったんだとあらためて気が付いた。(^_^;)

18時から始まった「運命の力」は快調なテンポで進んでいき、9時40分頃には終了。わたしの想像していた通り、歌手陣は Festspiel の幕開きにはちょっと物足りない出来だった。レオノーラ役の Violeta Urmana は悪い出来ではなかったが、他の歌手に足を引っ張られたのかゲネラルプローベの時ほどではなかった。その中ではカーテンコールでの Kurt Moll に対する暖かい拍手が印象に残った。

演出のチームが出てくるとブーが出たけれど、そんなに大きなものではなかった。David Alden の演出もそろそろ行き詰まりを見せているような、ミュンヘンの聴衆に飽きられているような印象をわたしは持った。今日のブーは妥当だと思う。

想像していた通り、今夜の勝者は指揮の Fabio Luisi だった。聴衆からの拍手とブラボーの声が一番盛大だったのも彼だったし、とにかくヴェルディのワクワクするような音楽が鳴っていた。カーテンコールの時に彼に「今日、一番素晴らしかったのはあなただ!」と一言声を掛けたら、顔をクシャクシャにして嬉しそうだった。

終演後、しばらく振りにマキシミリアン通りにある Hotel Vier Jahreszeiten の大広間でのパーティがあったのだがわたしは参加せず、そのまま帰宅。雰囲気もちょっと豪華で、食べものなどもかなりおいしいものが出るのだが、それだけに参加する人も多くてごった返す感じになる。今夜のわたしは少し疲れすぎた。(^_^;) 

Posted: 2005年06月28日 (火) at 15:34 




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