「 Otello 」の一回目 


雨のち晴れ/外気温22度
8時起床。土曜日だけれど、午前中に音楽稽古があった。昨夜は「運命の力」があったので、ちょっときついなとは感じた。同僚の中には「土曜日の午前中に来シーズンに来るオペラの練習だなんて」とブウブウ言っているものもいたが、文句を言っても始まらない。天候はあいにくの雨。しかし、傘をさすほどでもなかった。 

音楽稽古の内容は "Königs Kinder" と Rigoletto 、それに Norma 。11時半に終了して帰宅。その前に久しぶりに Ludwig-Beck の4階にある CD 売り場に立ち寄った。
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Verdiano さんが6月4日のエントリ に付けてくれたコメントで、Fischer-Dieskau / Christph Eschenbach の「詩人の恋」のCDのことを書いてくれたのだが、それを聴いてみたかったので購入。家に帰って、早速聴いてみたが録音が非常にクリアーで音場感が生々しい。録音データを見ると1975年4月とけっこう古いもの。しかし Original-image Bit-Processing とかいうデジタル技術でリファインしてあるようである。多分、これがマスターテープに入っていた音質なのだろうと思う。技術の発達というのは素晴らしい。早速、マックの iTunes に取り込んで iPod Shuffle に転送。夕方、劇場へ行くまでの道のりを利用して聴いてみた。わたしの愛聴版である、フリッツ・ヴンダーリッヒのものとはかなり違う表現なのが面白い。

擬藤岡屋日記さん のエントリThe voice of the Lion で紹介されている Titta Ruffo のCDも合わせて捜したのだが、こちらは店頭にはなかった。楽屋で隣に座っている同僚に訊いてみたら、彼が持っているかもしれないというので、彼から借りることが出来そうである。

昼食は昨夜カローラが作った自家製のパスタとトマトソース。正直に言って特別においしいというわけではないが、まあまあの味だった。14時過ぎから一時間ほどベッドに入って仮眠をとる。ブリギッテも今日は休日で、昨夜は知人のところに招待されて帰宅が遅かったせいか、ソファの上で仮眠をとっていた。

目が覚めてからコーヒーを煎れて飲み、そのあと一時間ほど声出し。17時47分の路面電車で劇場へ。今夜は「 Otello 」で、注目のホセ・クーラが歌った。わたしは所々しか聴いていないが、今夜の彼の調子は悪くないと思った。彼の舞台姿は Otello 役にピッタリで、客席の反応は上々。われわれの出番は21時半頃に終わって結構早めの帰宅となった。 

Posted: 2005年07月02日 (土) at 00:28 




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