「Saul」の一回目 


晴れ、のち曇り / 外気温26度
7時起床。今日も朝のうちは明るい陽の光が溢れていた。午後から雲が出てきて、湿度が高くなっているせいか上から押しつけられるような空気感がある。ちょっと日本の夏に似ている。こういう日はやはり疲れる。午後には夕立があるかなと思ったが、なんとか持ちこたえたようだ。深夜近くの気温は16度ぐらいまで下がった。 

10時から12時半まで Billy Budd のオーケストラ合わせがあった。久しぶりにケント・ナガノ氏との練習。今夜は合唱にとってはかなり大変な "Saul" の公演があるので、メータ氏のように合唱の部分だけを抜き出して、われわれの練習時間を縮めてくれるかなと期待したが、それは空振りに終わった。最初からじっくりと練習が始まる「直球勝負」である。(^_^;) 

このオペラは戦艦の中で展開されるオペラだから当然のごとく女性は一人も出てこない。今日の練習場でもオーケストラの中の女性を除くと「男ばっかり」の世界。やはりこの世は女性もいないと楽しくない。(^_^;) 音楽もそんなに楽しいものではなく、拍を正確に数えたりしなくてはならない部分も多いので、タップリと疲れてしまった。今日は1幕、2幕を通したところで終わり、明日はまた同じ時間に3幕と4幕のオーケストラ合わせがある。今週がわたしにとっては Festspiel の胸突き八丁と言える。

帰宅の路面電車の中では気分転換にミステリーを読もうと楽しみにしていたら、近所の年金生活者のおじさんにバッタリ行き会い、話に付き合わされた。(-_-;) ときどき朝の路面電車で一緒になるご婦人の旦那さんである。「うちの家内が朝、路面電車であなたと一緒になれると、お話が出来て喜んでいますよ」と言われて、複雑な心境だった。正直に言うと、わたしは電車の中では本を読んでいたいから。(^_^;)

帰宅して30分もするとブリギッテも帰ってきた。今日は午後一時までの仕事だったらしい。わたしは仮眠をとりたかったので少し話してから寝室へ。わたしが眠っている間に、彼女もユリアが実習から戻るのを待って買い物に出掛けたようだ。仮眠から覚めてから遅い昼食をとって、そのあとコーヒーを煎れて飲む。

今夜は久しぶりの「Saul」。19時開演で終わったのが23時と、これも合唱にとっては重労働のオペラ。幸い、仮眠をとっていたのでそれほどの疲れは感じなかった。23時45分の帰宅。 

Posted: 2005年07月14日 (木) at 13:41 




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