京都への旅 


曇り
明け方5時頃に隣りに寝ていたブリギッテに起こされた。ビックリして起きてみるとまだ本棚のガラス戸がカタカタ言っている。地震のようだ。ブリギッテは今回初めての地震を経験したので驚いたらしい。わたしはそれから寝付くことが出来ずにそのまま起きてしまう。今日は朝7時23分の列車で京都へ向けて出発することになっていたので、ゆっくり準備出来てちょうど良かった。少し汗ばんだ身体にシャワーを浴びてスッキリする。地震の強度は2〜3という小さなものだったらしい。 

ブリギッテにとっては今日が姉夫婦とのお別れ。それほど湿っぽくもならずに別れることが出来てホッとした。いわき駅のホームで「駅弁」を買って車内で食べ、それを朝食とする。わたしは「うに弁当」ブリギッテは普通の「幕の内」。東京駅までの30分の乗り継ぎ時間をとっておいたが、スイスイと事が運んで発車5分前には新幹線に乗ることが出来た。常磐線とはそれほど車内の構造などは違わないと思うのだが、車内の雰囲気が少し明るくなったような感じがするのはおかしなものだ。客層の違いだろうか。

途中富士山が見えるかと楽しみにしていたが、曇り空のために山頂の一部がボンヤリと見えただけ。帰り道に期待しよう。定時の13時20分に京都到着。そこからYさんに電話をして、清水寺を観光してから夕方に彼女のお宅の方に伺うことを知らせる。空模様は少し曇っていて今にも雨がぽつりと落ちてきそう。最初は歩いていこうかと思ったが少し遠そうだし、清水寺までは坂があったことを思い出し、市バスに乗ることにする。まず、二つの小さな旅行鞄を京都駅のコインロッカーに入れて(600円)身軽になる。

市バスを坂の入り口で下車し、そこの角にあったおそば屋さんへ入り遅い昼食をとる。わたしは「きつねうどん」、ブリギッテは「しっぽくソバ」を頼む。なかなかの美味しさだった。そこからぶらりぶらりと坂を昇っていくのだが、この辺から雨がポツポツと降ってきた。清水のお寺に着いてからもときおり降ってきたがそれほど酷くもならずに終わった。

おきまりの観光をし、帰り道では土産物屋さんを冷やかしながらの解放された旅行気分。帰りは京都駅まで歩くことにした。五条、六条、七条と過ぎて、結構な距離だったことに気がつく。ロッカーから荷物を出して、18時過ぎの琵琶湖線・各駅停車に乗り野洲まで。思っていたよりも遠いなと感じたが幸いにも座って行けたので助かった。

6時半を過ぎると外はまったく暗くなり、もうすぐ秋が来ることを感じる。Yさん夫妻が改札口で待っていてくれて車で(ルノー)家へ乗せていってくれた。久しぶりの再会。2001年に新築したという家を案内して見せてくれたが、彼たちが誇りに思うのも肯けるほどの気持ちの良い大きな家。これまた素敵なお風呂で汗を流してから、用意しておいてくれた「鉄板焼き」が始まる。おいしいお肉と野菜とをビールで流し込みながら話に花が咲いた。さすがに疲れていたので22時過ぎにはお開きとなり就寝。われわれに用意してくれていた寝室もトイレ、シャワー・エアコン付きの快適なもの。こりゃ、その辺のホテルはとてもかなわない。(^_^)  

Posted: 2005年09月11日 (日) at 15:09 




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