" Tristan und Isolde " の3回目(シリーズ最後) 


曇り、時々小雪 / 外気温1度
7時45分起床。土曜日でわたしは夜の公演だけ。ブリギッテも休暇を取っていでゆっくりの起床。カローラは「日本語コース」に出るのでいつもより少し遅いぐらいに起きてくる。わたしは昨日の飽食からまだ空腹を感じない。 

週末や休日には起こしてもなかなか起きてこないユリアだったが、今日はブリギッテと一緒に午前中街へ買い物に行く予定だとかでけっこう早くに起きてきた。自分のものを買って貰うときには現金なものだ。朝食のあと家族が出払ってしまってわたし一人になったが、最新の合唱団統計を出してくれと頼まれていたのでその作業をする。そのあと、もう一度ホームセンターの OBI まで車を走らせた。

昨日もそこへ行って必要な部品を買ったのだが、やはり、二つほど抜けていたものがあった。土曜日のホームセンターは想像していたとおりの混雑ぶりで何箇所もあるレジは長蛇の列。今日は水道配管に詳しい店員さんがいてテキパキとアドバイスをしてくれて気持が良かった。こういう店員さんはなかなか貴重だと思う。

帰宅して地下の駐車場へ入ったときに ROVER の右側の電灯が切れているのに気がついた。そういえば、大分前からユリアに言われていたんだった、と思いだし電球の交換作業に掛かる。土曜日でもあるしそのためだけに修理工場まで車を持っていくのも面倒なので自分でやることにした。何年もこの車に乗っているが自分で電球交換をするのは初めて。これまではどうやらガソリンスタンドなどで交換して貰っていたらしい。前もって車に付属の説明書を読んでみたが、電灯を押さえている針金状のバネの外し方が分からず20分ほど無駄な時間を取られてしまった。こんな時にはいつも思うのだがどこかで「簡単にできる自動車修理講座」みたいなものが有れば早速参加して教えて貰いたい。

やっとの事で外してみたらそれはハロゲン灯のようでわが家には買い置きがなかった。結局一番近くのガソリンスタンドまで車を走らせて買い、そこで取り付けて帰ってくる。(17€) しかし、曲がりなりにも自分一人で出来たので家族にも威張れるしやはり気分が良い。(^_^)

帰宅後遅い昼食を家族全員で終わったら、もう劇場へ出掛ける時間になっていた。今夜は午後5時からの " Tristan und Isolde " の3回目。今回のシリーズは今日で最後。1幕、それも最後のほうだけしか聴いていないが、今夜の Waltraut Meier はなんだか随分違っていた。いつも気になる高音のきつさが今夜はどこかへ忘れてしまったようで実にまろやかだった。そうなると、彼女の歌う旋律線の美しさが浮き彫りになって実に聴き応えのある見事な出来だった。この調子が終幕まで続いたのだとしたら、今夜の聴衆はきっと幸せな気分で帰宅の途についたことだろう。これまで彼女の歌を聴いていて彼女の人気の高さに納得できなかったが、今日の出来を聴いた人ならさもありなんと思った。彼女に対するわたしのこれまでの考えをあらためなくてはならない

わたしは出番を終わってからそそくさと帰宅。というのは19時半から隣人の医者の誕生パーティに招待されていたから。急いで帰ってきて着替えなどをしていたらギリギリの時間だった。今夜は5組の夫婦と独身の女性2人、それに彼のお母さんの13人の客。ブイヤベース風のスープから始まって、肉料理、デザート、コーヒとお菓子という順序でどれも美味しかった。ただ、昨夜も同窓会みたいなことがあってまだ疲れが残っているのか、食後の会話になるとどうも神経散漫になっている自分に気がついた。午前0時を過ぎるあたりから眠気との戦い。帰宅したのが午前2時半、ベッドに入ったのが午前3時。この日記はそんなわけで翌朝のアップとなった。 

Posted: 2005年11月19日 (土) at 10:20 




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