久しぶりの宴会 


曇り / 外気温?
7時半起床。土曜日で午後から半日休日だったが、午前中はしっかりと練習が組まれていた。朝、家の中のゴミを表の大きなゴミ箱に運ぶとき、危うく滑って転びそうになった。見ただけでは分からなかったが道の表面に薄い氷の層がこびりついていたのだ。これは早朝に一時気温が高くなって(フェーン現象の時のようなもの)雨が降ったあと急に空気が冷えたときに起きる現象で、目に見えないだけに非常に危険。 

これを Spiegelglatt と呼んでいる。鏡の表面のようにツルツル、という意味である。9時過ぎに路面電車に乗るときもわたしは恐る恐るがに股で歩く始末。特に危ないのは小さな石を敷き詰めた石畳の部分。これは本当に面白いくらいにツルツルッと滑る。10時からは "Moses und Aron" の音楽稽古があったのだが、そのためか練習開始時間に遅れてくる同僚たちが今日は多かった。

音楽稽古のあと30分の休憩が入ってそのあとは "Norma" の舞台稽古。今日のように1時間半の舞台稽古というのはわたしにとってちょうど良い時間。普通の舞台稽古は20分の休憩を入れて3時間なのだが、この時には終わるとグッタリと疲れてしまっていることが多いし、最後の方は緊張感が続かなくて困る。こんな時にはわたしはやはり日本人かなぁと思う。短期決戦には強いのだが持続戦になると弱い。(^_^;)

13時に舞台稽古が終わると、今日の午後からは半日の休日。今夜はわたしの同僚たち数人を夕食に招待しているので帰宅後その準備に取りかかる。ブリギッテも何種類かの料理を作ってくれたので、それほど時間に迫られることもなく準備が出来た。それでも最後の方はちょっと心が焦った。それでも、わたしが料理を作りブリギッテとカローラがテーブル・セッティングと分担してなんとか時間に間に合わせる。

招いたのは5組の夫婦、カップルだったのだがある一組の奥さんが風邪を引いて来れなかったので9人、それにわれわれ家族で12人の賑やかな宴会となった。久しぶりの宴会でブリギッテも楽しそうだったし、カローラも珍しく最後まで同席して会話に加わる。24時近くにお開きとなって、そのあとザッと片づけを済ませ午前1時近くにはベッドに入る。ブリギッテはとにかく招いたり招かれたりというのが好きな質なので満足そう。最後に意味ありげに笑いながら「やっぱり、あなたが料理した方が美味しいし、楽しくてうまくいくわね」。これは褒めているのか、それともこういう機会にはこれからもわたしに料理しろという謎かけなのか、しばし考えてしまった。 

Posted: 2005年12月03日 (土) at 10:50 




1年前の今日は? 2年前の今日は?