"Das schlaue Füchslein" の２回目 


小雨 / 外気温5度
7時20分起床。朝から強風の吹く近頃珍しい天気の一日だった。被っている帽子が飛ばされるのではないかという恐れから、帽子を押さえながらの歩行。ごくわずかだが小雨が吹き付けてくるのでこういう日に歩くのはあまり愉快ではない。 

それでも Rosenheimerplatz から劇場まで歩いた。今日は10時半からの "Norma" 舞台稽古だったが舞台作業が遅れて11時からの開始となった。今日は初めての本舞台での練習。やはり、広々とした本舞台での練習は気持がよい。今日は勿論、仮の舞台装置だけれど、それでも Jürgen Rose 氏の舞台はいつもながらキッチリと作ってあることが伺える。お金も大分掛かる舞台のような気がするが、先頃のAndreas Homoki 氏演出の作品（ " Manon Lescaut " 、 Königskinder など）と較べるとコンセプトに一本芯が通っていることが分かる。こういう舞台なら制作費が大きくなるのも許せるような気がする。

今日は指揮に Friedrich Haider 氏が参加しての舞台稽古だったがノルマ役は相変わらず韓国人のソプラノ。練習時間が少なくなったので今日は "Casta diva ...." のアリアが終わったところまで。終了後外へ出ると相変わらずの強風で小雨も吹き付けてくる。今夜は20時からの "Das schlaue Füchslein" 公演で、体力的には楽な仕事。そこで Hauptbahnhof 近くのお店でブリギッテへのクリスマス・プレゼントを購入。これでクリスマス近くになって慌てる必要もなくなった。(^_^)　例年同じものを贈るのだが、今年はそれに加えて別なものも用意してあるのだ。喜んでくれるかどうか。

帰宅してから一人で昼食をとり、その後はメールを書いたり、Blogを巡回したりして過ごす。金曜日なのでカローラは学校の帰りにブリギッテと待ち合わせて何か買い物をするらしい。ユリアは今日、ミュンヘンでのクラス会のためにインスブルックから一度帰宅することになっているが、夕方の電話で列車が強風のためにかなり遅れていると伝えてきた。なんでも Rosenheim の近くで列車が一時走行不能になったらしい。

今夜は20時開演なので出番に間に合うように７時半過ぎに家を出る。その頃からみぞれになって、ときおり顔に吹き付けてくる雪片が痛い。それでもまた Rosenheimerplatz から劇場まで歩いた。その雪も出番が終わって劇場から出る頃には止んでいてホッとする。22時少し前の帰宅。 

Posted: 2005年12月16日 (金) at 17:56 




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