"Das schlaue Füchslein" の3回目(このシリーズ最後) 


曇り / 外気温1度
7時20分起床。昨夜はお風呂に入ったあとすぐにベットに直行したのが良かったのか、背中のザワザワする感じがすっかり無くなって元気になった。よく眠れたせいもあるのだろう。例によって午前10時から3時間の "Norma" 舞台稽古があったのだけれど今日は疲れも感じずに帰宅の足も心なしか軽い感じがした。 

9時07分の路面電車でカローラと一緒に劇場へと向かう。路面電車の中で、オーケストラのチェリストと一緒になって話が弾んだために、 Rosenheimerplatz から歩く予定を変更して彼と一緒に地下鉄で劇場へ向かう。おかげでいつもより15分ほど早く着いてしまったが、彼が劇場の向かいにある Operncafé でカプチーノを奢ってくれたので楽屋に入ったのはいつもと同じ時間となった。

今日の舞台稽古も Edita Gruberova が一緒で、彼女に絡むところをやる。勿論全力投球するわけもないのだが、声を抜くところも手慣れたもので自由自在という感じ。聴くものにその技巧の大変さを意識させることはないが、それでいて緊張感が逃げないから見事なものだ。有名なアリア Casta diva からそのあとのカバティーナは彼女の聴かせどころの一つだろう。

休憩を利用して隣人夫婦から頼まれたオペラの切符を買いに行く。28日の Die Zauberflöte が有ればと思ったがさすがにこれは売り切れていてなかった。それで第二希望の27日/クセルクセス(Xerxes)を購入。これも売れ残っているのはほんの数枚と少なかった。やはりクリスマスの時期は休暇を取っている人が多いので劇場もほぼ満員となる。

帰宅途中、知人でもある日本人経営のフルート工房に立ち寄り、カローラの次のフルート選定についてお話を伺ってくる。少ない金額ではないので、購入前には付いている先生と一緒に来て試奏したあとで選ぶべきであるということを確認。値段の方も大変勉強してくれるということで多分、彼のところで購入ということになると思う。

帰宅してからブリギッテの作っていったスパゲッティを食べ、コーヒーを煎れて飲む。そのあと、少し溜まっていたシーツ、テーブルクロス、自分のシャツなどのアイロン掛け。そうするうちにカローラが学校から帰宅。彼女はぶり返した風邪がまだ良くなっていなくて鼻をグズグズさせている。うつされないように用心しなくては。(^_^;)
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居間に置いてあるスピーカーの陰になっていたので気がつかなかったが、いつの間にか Weihnachtskakutus(クリスマスのサボテン)が花開いている。この寒い時期に咲く色鮮やかなこの花はわたしの好きなもの。

夜は3回目の "Das schlaue Füchslein" 。この演目は今シーズンはこれでお終い。次に来るのは2年ぐらい後になるとのこと。今日は19時開演でわたしは19時半頃に楽屋へ入ればよいので18時半過ぎに家を出る。また、 Rosenheimerplatz から劇場まで歩いたので今日は余裕で一万歩を超えた。帰宅は21時少し前。 

Posted: 2005年12月21日 (水) at 18:08 




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