「魔笛」の一回目 


雪 / 外気温マイナス1度
7時20分起床。朝からチラチラと降っていた雪がお昼近くから本格的に降り出した。このまま24日までこの天気が続いてくれれば絵に描いたようなホワイト・クリスマスになるのだが。 

ブリギッテはクリスマスの準備のために今日の半日、休暇を取った。でないと24日(土曜日)の午前中に全ての買い物をしなくてはならず、せわしないからだろう。わたしは10時から13時まで "Norma" の舞台稽古があるので今日も劇場へ。この頃からもう、雪がちらつき始めていて少しだけれど風も吹いてきた。

舞台稽古は昨日の緊張感はどこへやら、という感じでなんだかしまりのない3時間だった。昨日はバイエルン放送局 のカメラも入っていたりしたので Edita Gruberova もピンと張りつめていたしそれにつられるようにわれわれも緊張していたが、その反動かもしれない。(^_^;) それと、今日がクリスマス前の最後の舞台稽古、という開放感があったかも。しかし、終わってみると "Norma" の合唱の部分はすべて振り付けが終わっていることに気がつく。きっと演出家 Jürgen Rose の意図は達成されたのだろうと思う。
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舞台稽古の休憩時に外を見ると雪がかなり激しく降っている。雪の写真というのは写してみると期待通りに写っていなかったりして難しいのだが、この勢いならわたしのデジカメでも捉えてくれるだろうと試してみた。

舞台稽古が終わったあと、帰宅の道のりを少し変えて今日は ViktualianMarkt を通り抜けてきた。バウムクーヘンさんが昨年のエントリおいしいコーヒーが飲みたい にコメントを付けてくれたのだが、その店を試してみたかったこともある。この様に一年前のエントリにもコメントが着けてもらえるというのも OKAMURA さんこのスクリプト を作ってくれたからである。 OKAMURA さん、改めて感謝です。(^_^) そして、コメントのあったエントリをメールで知らせてもらえるのは ComCom さん のプチコメの機能のおかげ。この機能がなかったらコメントを付けていただいても見逃してしまいます。 ComCom さんにも大感謝です。(^_^) 
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ViktualianMarkt の中はクリスマスを迎える景色で一杯。それほど大きくないモミの木を売っているところもあるし、すっかり飾り付けた50cmほどの豆ツリーを売っているところもある。わたしの目を惹いたのはクリスマスの食卓には付きものの「ガチョウ」を売る屋台だった。傍で見てみるとかなり大きい。オーブンがキツキツになるだろうなと思う。

帰宅したのは2時半を過ぎていた。ユリアが昨日から帰省していて今回は来年の1月初め頃までいるそうだ。明日あたりバイロイトから長女のアンナが帰省してくるからわが家はまた賑やかなことになる。わたしの生活のリズムも相当乱されそうである。今夜は「魔笛」の公演があって、わたしは非番の筈だったのだが、また病欠を届けた奴がいて今夜は出番となった。この雪模様に出掛けていくのはちょっとがっかりだけれど、魔笛は楽しいオペラだから「まあ、いいか」と気を取り直す。

今夜の「魔笛」は殆どの役がこれまでとは変わっていた。その中でもパミーナを歌った Annette Dasch, タミーノ役の Jonas Kaufmann が注目に値する歌唱だった。例によって、カーテンコールの時には観客の暖かい盛大な拍手でこのオペラの人気の高さを改めて感じる。23時過ぎの帰宅。 

Posted: 2005年12月22日 (木) at 17:57 




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