"La Bohème" の2回目 


曇り / 外気温0度
7時半起床。雪は降らなかったけれど寒い一日だった。午前中は "Norma" の舞台稽古。そして夜は2回目のLa Bohèmeとやっといつものペースになってきた。(^_^) 

昨日、演出家の Jürgen Rose 氏と話して長女のアンナが舞台稽古を参観できる手はずをしてあったので、9時7分の路面電車で一緒に出掛ける。わたしはいつものように Rosenheimerplatz から劇場まで歩くのでアンナを誘ってみたら断られた。彼女は路面電車で劇場まで乗っていくと言う。逆じゃないのかな。(^_^;)

舞台稽古は舞台の組み立てが手間取ったために30分ほど遅れて始めた。今日は第一幕でノルマが Casta diva のアリアを歌うところ。この場面は10日以上前にやったきりなので、何回か繰り返すが遅々として進まない。今日もコスチュームを着ての舞台稽古だったがどうも気管になにかが引っ掛かるような感じがして不快感がある。久し振りに喘息のスプレーをひと吹きする。そのあとはからだが怠く感じて13時終わったときにはグッタリしてしまった。

帰宅途中にある Tchibo という本来はコーヒーを売る店で小さな電動ねじ回しを14,90€で購入する。家の中のちょっとしたところのネジを締めたりするときに便利かも知れない。(^_^) 帰りの路面電車の中では珍しく眠気に襲われてウトウトしながらの帰宅。家に着いてから昼ご飯を後回しにして、ベッドに潜り込んだ。

40分ほど眠ったらスッキリ。そのあと、昨夕ユリアが料理した Schweinebraten を食べる。美味くできていておいしかった。18時半に家を出るまでの時間は、日本から送っていただいた雑誌類の整理をしたりメールの返信を書いたりして過ごす。劇場のあと美容院に行って髪を切ってきたアンナが帰宅。開口一番「 "Norma" のCD持ってる?」。今日、 Edita Gruberova が練習で歌ったアリア Casta diva がとっても素晴らしかったという。けっこう力を抜いて、それもピアノ伴奏で歌っていたのだけれど、それでも人を感動させる力があることを再確認。

合唱の動きはどうだった?と尋ねたら「ウン、パパがいつも重労働 (knochenarbeit) だといってるのがよ〜く分かったよ」と皮肉タップリに笑われてしまった。今日わたしが身体を動かしたのは、槍を持った腕を音楽に合わせて数回上下しただけだったから、それを大いに揶揄したものらしい。父親の仕事場を見せるというのは、これも善し悪しである。(^_^;)

夜の公演 "La Bohème" は19時半の開演。これは合唱にとって楽なオペラの一つだから21時過ぎに帰宅できてゆっくりとした夜を過ごすことが出来た。わたし以外の家族はまだ冬休み中だからか、居間に座っているとどことなくまだ正月休みの雰囲気が漂っている。 

Posted: 2006年01月04日 (水) at 17:28 




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