今夜も"Die Fledermaus"の非番は取り消しになった 


曇り / 外気温?度
9時半起床。今日はバイエルン州は休日で夜の公演 "Die Fledermaus" も非番の筈だったのでゆったり出来るはずだったが終わってみるとやけに忙しい日になってしまった。(^_^;) 

朝はベッドで朝食をとることにしていた。というのもユリアのクリスマスのプレゼントが「日曜日にわれわれのベッドに朝食を作って運んでくる」というものだったから。親が子供にクリスマスのプレゼントをするというのは比較的簡単なのだが、その逆はかなり頭を悩ますものらしい。彼女たちが小さい頃には幼稚園や学校の工作の時間に作ったものをプレゼントするというのが普通だったが、ユリアも19歳だからそういうことは出来ない。かといって毎月お小遣いのやりくりにあくせくしている彼女としては、クリスマスだからといって親に何かを買って贈るお金もない。となると残る道は「勤労奉仕」(ちょっと古い表現かな)しかない。というわけで今朝の朝食奉仕になった。
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いろいろと注文を訊かれたが結果としてはいつもの日曜日の朝食と同じものになった。出来上がった朝食をベッドに座って食べたのだが、実を言うとこれは余り快適とは言えない。ハリウッドの映画などではとても優雅に食べているように見えるけれど、あれは嘘だと思う。ベッドに座って食べ始めて10分もすると腰が痛くなってくるのである。(^_^;)

それが終わってからわたしは素早く身支度を調えて車に荷物を積み込む作業をする。ユリアの購入したプリンタやその他にもインスブルックへ持っていくものが多かったのでわたしが車で送っていくことにした。12時少し前に出発。ミュンヘンはどんよりした冬の天候だったがオーストリア領に入ると途端に青空が見えるようになった。往路はユリアが運転していったので、わたしは間近に迫るチロルの山々の雪をかぶった様子を助手席から楽しむことが出来た。
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インスブルックに入ってからユリアが先ず大学の近くを走って彼女が毎日勉強している場所を見せてくれた。そのあと彼女のアパートに向かう。ユリアの住居を見るのはわたしも初めてだったので興味深かった。かなり狭い部屋だけれど学生の時にはこんなものだろうと思う。そうするうちにミュンヘンのブリギッテから電話が掛かり、劇場から今夜の "Die Fledermaus" に出るようにという電話があったという知らせ。今日は正直に言って「ガックリ」だった。予定ではゆっくりと帰宅して夜はブリギッテの両親と弟夫婦と一緒に中華料理を食べにいく約束をしていたから。
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そそくさと持ってきた荷物を運び入れて慌ただしくまたミュンヘンへと向かう。ユリアに「オーストリアはガソリンが安いから入れていくように」と言われたのを思いだして、アウトバーンに乗る前にガソリンを満タンにする。確かにミュンヘンと較べると1リットルあたり10セントは安い。(^_^) ミュンヘンに到着したのは午後4時頃。それから一休みして18時に始まる公演のために劇場へ。行ってみると今夜はわたしの同僚が4人も病欠していた。幸いにも今夜は最後の刑務所の場面には出なくても良かったので20時半には劇場を出ることが出来て、なんとか中華料理店の会食には遅れたけれど参加することが出来た。弟夫婦を見るのは久し振りなのでけっこう話も弾み、22時過ぎにお開きとなった。 

Posted: 2006年01月06日 (金) at 23:51 




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