バッテリーが届く 


晴れ、のち曇り / 外気温10度
7時20分起床。一日中どことなく身体がだるいと感じた日だった。朝8時前の気温がすでにプラス3度ほどで日中は10度ぐらいに上がったから、身体の方がビックリしたのかも知れない。仕事中も生あくびが出て困った。 

10時半から合唱練習室で「カルメン」の音楽稽古。暫くぶりのカルメンは明後日の日曜日に来るのだが、まだストライキ中で舞台が組めないので演奏会形式になるようだ。それもあってか、指揮者の Philippe Auguin 氏が来ての練習。最後の舞台裏で歌う場面は、音響効果を出すために楽譜を口の前に立てて歌ってくれという妙な注文が付いた。(^_^;) これは休憩無しの1時間で終了。

真っ直ぐに帰宅したがアパートの前まで来て鍵が無いのに気がついた。楽屋のロッカーを閉めたときに刺し忘れてきてしまったらしい。いちおう楽屋に電話を入れて、確かめて貰ったらやはりそうだった。まあ、路上に落としたのではなくて一安心。しかし、わが家に入れないのには困った。今日は16時から "Der fliegende Holländer" の衣装をつけての Hauptprobe があって、でそれでなくとも在宅時間が短いのに、これで又、身体を休ませる時間が少なくなる。外で待っていても埒があかないので、その時間を利用して近くのギリシャ料理店へ行くことにする。

カローラは今日は中間成績表を貰ってくる日でいつもより帰宅が早いはずだということに気がついて、彼女の携帯に電話してみる。ちょうど学校が終わったところで30分ほどで帰宅するというのでその間に昼食をとることにした。注文したのはお昼の定食で「ギロスと生野菜サラダ」に Zaziki というヨーグルトから作ったような白いソースが付いたもの。これはニンニクがかなり入っているようなので夕方からの舞台稽古を考慮して食べなかった。久し振りのギリシャ料理はなかなかおいしかった。5.9€。

カローラが帰ってきてやっと家の中に入ることが出来たが、ゆっくり出来る時間は1時間半ぐらいしかない。コーヒーを煎れてメールチェックをしたらもう出掛ける時間になってしまった。この頃から曇り空に替わりポツポツと雨も落ちてくる。

"Der fliegende Holländer" の今日は klavierhauptprobe という名前が付いていたが、従来の Schlussprobe と同じことで、衣装とメークを付けて本番通りの舞台装置で歌うというもの。本番と違うのは伴奏がピアノ (Klavier) だということ。今日も演出家の Peter Konwitschny 氏がいないのでやはり舞台稽古は緊迫感に欠けたものとなる。加えて、Dalant を歌うはずだった Kurt Moll 氏がキャンセルして、替わりに Matti Salminen 氏が歌うことになったために今日の舞台稽古は Dalant 抜きで寂しかった。約4時間の舞台稽古で9時少し前に帰宅。

帰宅すると机の上にはアップルストアに注文してあったPowerBookG4のバッテリーが届いていた。どうやら、このアパートの上の階に住んでいる人が受け取っておいてくれたらしい。日頃から付き合いがあって彼たちの郵便物も何度かわが家で受け取ってやったことがあるのでお互い様である。14日の夕方7時頃にポチッとしたのが今日届いたわけだから2日半ぐらいしか掛からなかったことになる。(^_^) 

Posted: 2006年02月17日 (金) at 22:28 




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