いつもの日曜日と同じように一番最初に起床したのはわたしで、9時半頃まで1人でゆったりとした時間を過ごした。10時過ぎにブリギッテとカローラが起きだして、一緒に朝食。カローラは昨夜の
"Carmen"
がとても良かったと話してくれた。彼女の受けた印象もドン・ホセ役の
Marcus Haddock
とCarmen役の
Elena Zaremba
が素晴らしかったという意見。フム、フム、だんだん歌い手の善し悪しも分かるようになってきたかとわたしも嬉しい。
わたしの希望で、夕食は早めに5時過ぎにして貰って、ゆっくり食べたあと6時過ぎに家を出る。相変わらずサラサラとした雪が降り続いている。空気が乾燥しているせいか歩いていても気持がよい。 楽屋にはいると各人の机の上に深紅の薔薇の花が一輪置かれていた。小さなカードが添えてあって、演出家の
Peter Konwitschny
氏からのもの。ちょっとしたことだがこういう心遣いはやはり嬉しいもの。
公演自体は特別の破綻もなくゲネプロと同じようにすすんで終わりを迎えた。ソロの歌手陣も当然ながら今夜の方が気合いが入っていたように思う。カーテンコールは合唱にも盛大な拍手が来た。ソロにも万遍なく暖かい拍手とブラボーの声が掛かったが、その中でも
Matti Salminen と Senta
役の Anja Kampe
への拍手が大きかった。タイトルロールを歌った
Juha
Uusitalo
にももちろんそれに劣らずのブラボーが飛ぶ。このバスバリトンはフィンランド人で歌手になる前は3年間オーケストラでフルートを吹いていたという。こういう話は良くあることだが、要は、歌手は声!ということか。
歌手陣に続いて指揮者の
Adam Fischer
が登場。彼に対しても盛大なブラボーで、まあ、これは順当なところ。そのあと、わたしの興味の中心であった演出家の
Peter Konwitschny
と彼のチームが舞台の袖から出てくる。わたしの予想に反して((^_^;))ブーの声はほとんど聞こえず、ただただ拍手とブラボーの声だけ。今回は第二幕の女声合唱とゼンタ、マリーによる糸つむぎの場面がフィットネスセンターに置き換えられていて、女声合唱全員が自転車にまたがり汗を流している場面だった。それに対する観客の反応が楽しみだったのだが、わたしが思っていたよりもスンナリと受け入れられたようだ。