大雪で大変なことになっている 


一日中雪 / 外気温2度
7時20分起床。朝から雪が降り続き一時たりとも止むことがない。気温が0度より下がらないので雪質はたっぷりと水分を含んだベタ雪となった。そのために積もった雪で木々が折れる危険があり、南バイエルン地方に警報が出ている。 

10時から音楽練習があったので9時過ぎに家を出るが、隣家のご主人は雪掻きに忙しい。今日は一日に何度も雪掻きをしなくてはとうんざりした顔をしていた。
image image
路面電車の停留所もこの時間で30cm以上の雪が積もっていて2台の小型雪掻き車が作業をしていた。重いベタ雪のためにこの車をもってしてもタイヤが空滑りをしてしまってなかなか捗らない様子。

迷ったけれども Rosenheimerplatz からいつものように歩いてみた。空からは盛んに雪が降ってくるが歩道に落ちた雪はすぐに溶けてしまって、グチャグチャの雪解け道。歩きづらいことこの上ない。劇場へ着くまでに、いつもよりも2分ほど長く時間が掛かってしまった。

今日の音楽稽古は Zubin Mehta 氏が来て「椿姫」の練習。明後日の月曜日にこのシリーズの第1回目が来る。休憩の後は例によって "Moses und Aron" 。11時半に終了して帰宅の途につく。CDとDVDのローリングが切れていたので途中 Conrad に立ち寄り購入する。そこはS-Bahnの駅 Isartor の近くなので、今日はそこから一駅だけ地下鉄に乗ることにした。グチャグチャの道を歩くのに疲れたのである。相変わらず雪は降り続いている。
image
午後はチェコ人の友人家族3人がわが家に立ち寄ることになっていた。プラハの住人でイタリアへスキー旅行に行く途中、わが家に立ち寄ってくれるもの。雪のためにアウトバーンも渋滞で携帯から到着が遅れるという連絡が入ったので、わたしはそれまでちょっとの時間だったが午睡を取る。やはり、雪道を歩くというのは疲れるものだ。彼たちが到着して一緒に遅いお昼ご飯を食べ、デザートにブリギッテの焼いたケーキとコーヒ。彼たちは4時頃にわが家を出てイタリアへ向かった。

わが家の庭を見るともう50cmほども雪が積もっていて、垣根や桜の木が重い雪に撓っている。このままでは枝も木も折れてしまいそうなので雪落としをする。それには垣根に行きつくまでの道を先ず雪掻きしなくてはならないのだが、これが重労働。30分ほどもかけて作業を終わった後はちょっと喘息気味になった。(-_-;) 

夜7時のニュースを見るといの一番に雪のために大渋滞中のアウトバーンの画面が飛び込んでくる。今夜はプラハの友人を無理にでも引き留めてわが家に泊めてあげるべきだったかとちょっと後悔する。ニュースの話では今夜中にまた50cmは積もるだろうということで、再び雪の重みでつぶれる屋根が出てくるのではないかと心配になる。幸運なことに今夜の公演は合唱の出番がない「ラインの黄金」なので、暖かい家の中にいることが出来る。(^_^) 

Posted: 2006年03月04日 (土) at 21:04 




1年前の今日は? 2年前の今日は?