「椿姫」の2回目(このシリーズ最後) 


雨、のち曇り / 外気温8度
7時20分起床。今朝はユリアの使っていた部屋で目覚める。昨夜寝る前は、部屋が替わったのでよく眠れるかどうか少し不安だったが、気持ちの良い眠りだった。今日は外気温が8度ぐらいまで上がったうえに雨が降ったのでこれまで積もった雪がほとんど溶けてしまった。なんだか一気に春が来たかと思えるような一日。 

カローラの様子はずいぶん良くなったようだがまだ微熱があるようだ。この症状はブリギッテと同じなのでやはり彼女から感染したものだろう。ブリギッテは8時過ぎに、わたしは9時過ぎに出掛けなくてはならないので、そのあとはカローラが一人だけになる。考えてみれば彼女も17歳なんだからまったく心配は要らないはずなのだが、やはり末っ子だからか、わたしにとってはいつまでも小さな頃のカローラのイメージがつきまとう。

ブリギッテの出掛けた時間にはかなり強い雨が降っていて傘を差さなくてはならないほどだったが、わたしが家を出た時間にはそれも弱まっていて傘は必要なかった。 Rosenheimerplatz から劇場まで歩いてみたが歩道の雪はもう80%ほど溶けていて久し振りにアスファルトの上を気持ちよく歩くことが出来た。なんだか一気に春が来たような気分。10時から1時間半の音楽稽古のあと、久し振りに帰路は Max-Weber-Platz への道を選んでみる。こちらも雪が溶け始めてはいるがまだ地面は見えていない。人の通りが少ないせいだろう。

帰宅してみると身体がどこかだるい感じで、昼食をとらずに1時間ほど仮眠をとる。そのあと、1人だけの昼食。カローラはまだ食欲が出ないらしくトーストに塩を振りかけただけのものを2枚ほど食べていた。昼食を終わってみると、今日は特別に何もすることがないことに気がつく。さて、何をしようか。(^_^) 今朝、出掛けにカローラに頼まれて「日本語教室」の先生が自分で作った教材のCDを iPod に転送しているときに iTunes がフリーズしてしまったのを思い出し、その検証をしようと思う。その時にはすでにリッピングしてあるスマートフォルダごとiPodにドラッグ・アンド・ドロップしていたのをトラック単位で転送してみると問題なかった。

ついでに、わたしの領域に移ってわたしも数枚のCDをリッピングしてみた。するとやはり iTunes に読み込むときにフリーズしてしまうものがある。ハッキリ確定できたわけではないが、借りてきたCDを自分で焼いたものにその傾向があるようだ。ということは iTunes の問題ではなく、CDを焼いたときの質の問題のような気がする。ここまでやって、劇場へでかける時間になった。

今夜は「椿姫」の2回目でこのシリーズは今日が最後である。今日も Violetta は Anja Harteros が歌ったので再び舞台の袖で聴いてみた。第一幕のアリアは先回と同じような感じで後半にちょっと違和感を感じる。しかし、これだけで結論を出すのもなんだから、2幕も聴いてみた。これは素晴らしい。彼女の特徴でもあるゆったりとした伸びやかなフレーズ感とときおり見せるドラマティックな声の強さがこの幕にはピッタリだった。この人の叙情的なそれでいて若干暗めの声がよく合っていた。わたしは好きになりそう。(^_^)

終演後、今夜は路面電車との接続が上手くいって22時前に帰宅することが出来た。われわれ夫婦の寝室を覗いてみるとブリギッテとカローラがベッドの上で SUDOKU の問題を解いている真っ最中。この様子ならもう大丈夫。(^_^) 大事をとってカローラは明日も学校を休ませるつもりだが、週末には元気になっていることだろう。あとはわたしが感染しないように注意するだけだ。 

Posted: 2006年03月09日 (木) at 23:24 




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