春の陽気は疲れる? 


快晴 / 外気温17度
6時50分起床。昨夜は比較的早く就寝したためか7時前に眼が覚めてしまった。それから眠れそうもないのでそのまま起きてしまう。今日も素晴らしい春の陽気で、おかしなものだが、長かった冬の灰色の日々をもう忘れてしまっている。まあ、それだから人間、長く生きていけるのだろう。(^_^;) 

実は昨日、親友のパーティに出たカローラが帰宅して打ち明けるには、最近付き合い始めたボーイフレンドとの仲を解消したそうだ。彼の方から断りの話が出たのだろう、彼女はかなり意気消沈していて悲しそうだった。ブリギッテはカローラに同情していろいろと話を聞いてあげいたようだ。こういう時には父親というのは全くの無力。どんな慰めの言葉を言ってみてもトンチンカンになるからわたしは黙っていた。内心では「まあ、長い人生だからいろいろな男と付き合ってみる方がいいよ」と思ってはいても反撃が怖いからそれは口には出さない。人間、誰だって4回や5回は失恋を味合うものだからと醒めた意識でいた。

ただ、わたしの心配は、カローラは今朝が自動車免許の筆記試験だったので、失恋のショックがそれに影響しなければ良いがと思っていたけれど、どうやら無駄な心配だったようだ。あとは数週間後になる実地試験の難関がある。

ブリギッテは昨日、自分の職場の同僚のためにケーキを2種類、わたしの楽屋の同僚のためにバウムクーヘンを一つ焼いてくれたのだが、彼女は頑張って二つのケーキを両手に提げて家を出て行った。わたしは1時間ほど遅れて家を出たが、ケーキを持って20分歩いたあとは腕の筋肉が痛くなった。(^_^;) 午前中の音楽稽古は "Moses und Aron" 。

それが終わってから真っ直ぐに帰宅。家に着いてみるとかなり疲れていて頭の芯がボーッとしている。急に暖かくなったために身体が順応していないのは明らか。昼食を食べずにそのままベッドに倒れ込んで1時間ほどグッスリと眠った。眠ったあとはスッキリとして快適。

夕方6時からは "Götterdämmerung" のオーケストラ付き舞台稽古があった。合唱の出る2幕をやったのだが、テノールとソプラノの主役がいないのでどうにも間が抜ける。持っていったバウムクーヘンは今日一日では食べきれずに半分ほども残ってしまった。しかし、こういうケーキというのは一日、二日あとの方が味が染み込んでおいしいから明日の楽しみに取っておく。

8時半頃には帰宅できて今夜もゆっくりと出来たが、なんだかほんのりと疲れた一日だった。これは春の陽気のせいだろう。このフワフワと漂うような身体の感覚もあと数日たつと慣れてしまうものだ。この短くも貴重な感触を楽しもう。(^_^) 

Posted: 2006年03月21日 (火) at 22:21 




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