春は一歩後退 


曇り / 外気温5度
7時20分起床。今日は春が一歩後退したかのような寒い一日だった。お昼頃には短い時間だったがチラホラと雪もちらついたりしたが、今週末には「夏時間」にもなることだし、しつこかった冬もこれで最後だろう。今日も2回の音楽稽古があって少し疲れた。しかし、明日は合唱の休日だからどこかゆったりとしている。 

今朝の音楽稽古は10時半からだったが、わたしは "Moses und Aron" の衣装合わせが予定に入っていたので9時頃に家を出た。今回の衣装は3回ほど着替えるようで衣装合わせにも少々時間が掛かった。

12時に終わったあとブリギッテと12時15分に彼女の勤め先の玄関で待ち合わせ。職場の仲のよい同僚2人を誘って、日本食を食べにいく約束をしていた。日本食といっても昼の定食で1人頭8ユーロほどと安いもの。最初に予定していた店「庄屋」は昼の定食をやっていないので、これも劇場の近くの「喜丁」に行く。以前に食べたときにはまあまあのおいしさだったのだが、今日は期待を裏切られた。わたしは「ヒレカツ定食」を注文したのだが、肉の固さから見てあれはヒレ肉ではなかったのではないか。なんだか味もサービスも低下したような感じを受けた。また、1時間という昼休み時間はドイツのレストランで食事するには短すぎる。日本の都会のように昼休みに特化したサービスをしていないし、お客自身も日本のサラリーマンのようにセカセカと詰め込むということをしないから、時間が掛かるのかもしれない。

わたしは夕方5時からまた練習が入っていたので急いで家に戻る。途中豚肉を購入してカローラにもトンカツを作ることにする。自分たちだけがレストランで食事をしたことにちょっとした引け目を感じていた。帰宅してからメールチェックをしたあとトンカツを作ったらもう劇場へ出掛ける時間でほとんどカローラの帰宅と入れ違い。揚がったばかりのトンカツを見たカローラの顔が嬉しそうだったので満足。

夕方はまた1時間 "Moses und Aron" をやったあと30分の休憩を入れて「トロヴァトーレ」のオーケストラ合わせ。本来は今夜が「トロヴァトーレ」の第一回の公演だったのだがストライキのために中止となった。今夕の練習は土曜日にコンサート形式でやる演奏会のためのもの。指揮は Zubin Mehta だが、なんだか緊張感のない練習だった。彼もこのところスケジュールが詰まって疲れているのかもしれない。帰宅は8時を少し過ぎた。上にも書いたが明日は合唱の休日なので、週末が一日早く来たかのような錯覚を憶える。 

Posted: 2006年03月23日 (木) at 22:09 




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