数日前に通知が来てカローラは朝9時20分に演奏することになっていた。
München
からはアウトバーンを使っても1時間20分ほどかかる
Bobingen
という街での予選だったので出来れば前の晩から近くに宿を取って泊まればよかったのだが、昨夜は彼女の所属するオーケストラの演奏会があったのでそうもいかなかった。1時間前には着いていたいので家を7時に出ることにして、6時起床となった。カローラの伴奏をしてくれる彼女の友達とカローラのフルートの先生を途中でピックアップして一路演奏会場へ向かう。途中でかなり激しい雨に遭ったが予定していた時間通りに到着。カローラは2番目に吹くはずだったが、一番最初の演奏者が時間に間に合わなくて、カローラが一番最初に演奏することになった。
わたしも聴いていたのだが、これまでで一番活き活きとした演奏だったと思う。わたしが気づいただけで一箇所音が外れたところがあったけれど、彼女も満足そうだった。カローラの先生は演奏の後すぐに
München
に戻りたいというのでカローラのあとに演奏した人達を聴かずにそこをあとにする。全部で18人の参加者だったから全員の演奏を聴いていたら夕方になるのでどこかで打ち切ることにはなっただろうが、カローラのあと2,3人は聴いてみても良いかなと思っていた。
今夜は
"Il Trovatore"
。23日にも予定されていたのだが、ストライキのために中止となり今夜の公演はコンサート形式で行われた。どんなオペラでもコンサート形式というのはどうにも間が抜けた感じでいただけない。ソロ歌手たちは暗譜で歌いそれなりの演技はするのだけれど舞台装置も衣装もないオペラというのはやはり白ける。早くストライキが終わって欲しいものだ。