"Tosca" はコンサート形式 


晴れ / 外気温18度
7時半起床。土曜日。外界は朝から穏やかな光が溢れている。午前中に予定されていた "Moses und Aron" の音楽稽古が中止になったので夕方の「トスカ」公演までは暇。いかにも「春」という気持ちの良い天気だった。夜になって曇りはじめ9時頃にはパラパラと雨が。 

いつも通りの起床ですぐにシャワーの下に行き頭髪を洗う。気のせいかもしれないが、この時期は花粉が飛び散るので頻繁に洗髪した方が花粉症には効果的のような気がする。ブリギッテはまた買い物へ。娘たちはまだ白河夜船といったところなのでわたしは朝食のあと散歩に出掛けた。暑くなく寒くなくとても快適。途中で犬を散歩させている友人にあったりして一時間後に帰宅。カローラが目覚めて SUDOKU の問題を解きながら朝食をとっていた。わたしはそれからMozart / C-moll Messe を少しさらう。結構速いコロラトゥーラのパッセージがあるのでそこを繰り返す。普段やっているオペラの合唱部分というのは余りコロラトゥーラというのは出てこないのだが、声の訓練にはとてもいいものである。速いパッセージがうまく回らないということはどこかに余分な力が入っているということで、それを分かるだけでも有効である。
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12時頃にブリギッテが買い物から戻る。機嫌が良い。それもそのはず、春の花やハーブ類をかなり購入して嬉しそう。わたしが新しい器機を買ったような気分かなぁと思って見ていた。(^_^;) それら鉢に植え替える作業が終わるとこんどはユリアとカローラを連れて街へ買い物に出掛ける。いったん戻ってきてから今夜は「トスカ」の公演に行くというのだから、そのスタミナと行動力には頭が下がる。

買い物は娘たちの下着類だそうだ。「Ostern BH(オースターのブラジャー)を買ってもらうのよ」とユリアが言うのでわたしが不可解な顔をしていたら「PlayBoy 誌に載っているようなウサギの耳の生えたブラジャーよ。買ってきたら見せてあげる」と言う。「フ〜ン」とわたしが納得したら「冗談よ、冗談!」と笑われてしまった。買うのはごく普通のブラジャーらしい。(^_^;) ちなみに、ドイツ語ではブラジャーのことを "BH"(ベー・ハーと発音する)と呼ぶが "BüstenHalter" の略である。「べー・ハー」という語感も余り楽しくはないが、日本語に直訳するとそれ以上に夢も希望もない名前になってしまう。やはり語感としてはブラジャーがいい。(^_^)

家族が全員出掛けて静かになったのでわたしはベッドに入り一時間の午睡。やはり習慣からか午後には眠くなる。今夜の公演はコンサート形式だということで舞台への出入り、並び順などを一度練習するためにいつもより早い時間に劇場へ。幕が開くと黒い階段が3段あるだけの殺風景な舞台。ソリストたちはそれぞれに動作を付けて歌ってはいたが、観客としてはやはり面白くないだろうなぁと思って舞台袖から見ていた。ただ、堂守を歌う Alfred Kuhn だけは彼独特のキャラクターだろうが、とにかく滑稽身が溢れていて楽しい。休憩時間がいつもよりは短かったせいか早めに出番が終わる。ブリギッテとユリアを待たずに1人で帰ってきた。 

Posted: 2006年04月15日 (土) at 21:49 




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