母の日 


雨のち晴れ / 外気温20度
8時起床。日曜日。昨夜は久し振りによく眠れた。そろそろ花粉症も終わりに近くなったということか。起きてみると外は雨。ちょっと残念なような気もするが今日は「雨読」で行こう。そう思っていたら午後から晴れ間が出てきて今日も思うとおりの散歩が出来た。 

気がつくと今日は「母の日」である。わが家の娘たちは特別のプレゼントは用意していないらしい。インスブルックにいるユリアからはYahoo!のグリーティングカードが届いていた。子供たちの小さいときには幼稚園や学校でこの日のために工作したものをプレゼントしていたようだがそれも娘たちが大きくなると共に自然消滅した。わたしにとってもこの日はどうも居心地が悪い。ブリギッテはわたしの妻であって母ではないからわたしが特別なプレゼントをしたりするのもおかしなものである。

彼女は近くに住むお母さんを午後のお茶と夕食に招待したようだが、それもブリギッテ母娘の間のことであって、わたしには関わりのないことと言える。ここしばらくは3月の誕生日から始まって「〜の日」というのが続いたので精神的に嫌気がさしているのは事実である。(-_-;) 例によって遅い朝食をとったあとは各人、自分の部屋に引き取ってそれぞれの行動。カローラは学校の勉強をしているし、ブリギッテはわが家の税金申告書を作っている。

わたしは先日からの花粉症のあいだ池波正太郎の「剣客商売」を読んでいる。「ハイジ文庫」には「剣客商売」が6冊ほど入っていたのでそれをこの期間に読み続けていて、今日は5冊目に入った。鬱々として楽しまない花粉症の期間には、この本のように清々しくてちょっとワクワクし短編の一編一編が気持ちの良い終わり方をする小説が嬉しい。読んでいるあいだは不快な症状からも少し解放されるような気がする。こういうところも本を読む楽しみの一つとも言える。

午後になって急に晴れ間が見えたと思ったら気温も上がりだした。今日は一日中本を読んで過ごすつもりにしていたのだが、雨上がりの爽やかな天気に誘われて散歩に出掛けることにする。今日も結構な速歩で、58分、6934歩の散歩となった。帰宅してからカローラが焼いたアプリコーゼとアーモンドの乗ったケーキ(そうか、これがカローラの母の日のプレゼントである)で遅い午後のお茶になる。

それが済んでからまた、それぞれの部屋に引き上げる。夕食はブリギッテが豚肉を料理した。彼女自身も母親であるが、自分の母親のためのものでもある。ということでわたしは手出しせず。20時頃にお開きとなり義母はアンナが送っていった。そのあと、わが家の母娘たちはまたDVDの「ターミナル」(トム・ハンクス主演)を観ている。これは一昨日ブリギッテが 7.9€ で購入してきたもの。DVDもずいぶん安くなったものだ。 

Posted: 2006年05月14日 (日) at 21:54 




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