午後はちょっと疲れてソファの上に横になったりしたが眠りはしなかった。そうしているうちに夕方近くになり劇場へ出掛ける時間。今日は「運命の力」だがコンサート形式となった。指揮の
Fabio Luigi
はそんなことは歯牙にもかけないように、楽しそうに、また非常に集中力のある指揮をしていたが、やはりわたしにとってはつまらない。
今夜のテノール(Don
Alvaro役)
は本当に久し振りに
Alberto Cupido
が歌ったが立派だった。わたしが彼を聴くのは約20年ぶりかもしれない。確か1985年に「マノン」(マスネー作曲)が彼を聴いた最後だったと思う。この時のマノン役はまだ若かった
Edita Gruberova
だった。彼はあの頃に較べると体型がズングリとして、今夜は読書眼鏡をかけてのものだったが、歌唱そのものは現在の方が良くなっているような気がする。若いときには確かに高音の輝きは今よりはあったけれど、若さ故の未熟さというものが感じられた。今夜の彼は円熟といった表現が当てはまるような歌唱で大変楽しめた。(^_^) しかし、20年もの長い間、歌唱スタイルを維持してきているというのは素晴らしい。脱帽。