今年初めて30度を超える 


快晴 / 32度
7時半起床。今日で一週間素晴らしい天気の日が続いているがとうとう30度の壁を越えた。これだけ暑いと普段と同じように歩いていても疲れが異なるように感じる。日本の夏というのはもちろんこれに高い湿度が加わるわけで、そこに住む友人知人たちのご苦労が頭をよぎった。今日は午前中の音楽稽古だけでわたしは解放されたので、夜9時からの「ドイツ対ポーランド」の試合を自宅でゆっくりと楽しむことが出来る。 

今朝は路面電車終点駅の Max-Weber-Platz まで乗り、そこから緑に覆われた小道を辿って劇場へ向かった。これも数日前に発見した道なのだが夏の天気の良い日はこの道が一番快適なようだ。劇場までに掛かる時間は Rosenheimerplatz から歩くのとほとんど変わらない。

今朝の音楽稽古は久し振りに "Norma" 。明後日からは "Moses und Aron" の舞台稽古が集中するので、 Festspiel に上演される "Norma" の練習時間が取れないようだ。今年の Festspiel は各公演1回ずつしかないものが多いのでやる方も観る方もなんだかせわしない気がする。Intendant の Sir Peter とGMD の Zubin Mehta にとっては最後の Festspiel なものだからこういうプランを考えたのだろうが、はたして観客にとっても良いものであったかどうかは疑問である。一番のマイナス面は切符が取りにくくなったことだろう。

12時に終了して、今夜の「薔薇の騎士」はわたしは乗っていないので気分的にゆったり。劇場を出たあとで Kaufhof に立ち寄り浴室のシャワーを掛けておく棒を購入。2日前にそれが壊れてしまって新しく買わなければと思っていたのだった。これまでのものは壁のタイルに取り付けるネジ穴の間隔が58cmだったので、出来ればそれと同じものをと思ったのだがなかなか見つからない。ようやくフレキシブルのものを見つけてそれを購入、30€だった。

その足で GRAVIS に立ち寄り新しい MacBook を触ってくる。既にわたしの頭の中には「次に買うのはiMac20インチ」ということがあるのでそれほど魅力は感じなかったが、もし買うのなら2万円の違いはあっても Black モデルだなと思う。わたしのマック貯金もそろそろiMac 20インチが射程距離に入る額になりつつある。(^_^)

帰宅して簡単な昼食。食べた後はフワッと眠気が襲ってきたが今夜は公演がないから昼寝をするのはなんだか勿体ないような気がして森の中の散歩に出掛けた。この時点で歩数計は七千歩ぐらいを指していたが散歩のあとは一万歩を超えていた。カローラは一日中在宅で数学の勉強に励んでいたようである。夕方になってお腹が空いたというので,30度を超える暑さもあって「二色麺」を作った。

大層に「二色麺」などと名付けたが、要するに余っていた日本蕎麦と韓国産うどんを別々に茹でて、おろし生姜ときざみ海苔を載せただけのものである。(^_^;) 付け汁は先日、日本から訪れてくれた知人が持ってきてくれた濃縮汁を使わせていただいた。わが家の娘たちは夏はこういう冷やしたうどん・蕎麦類を好んで食べる。カローラもニッコリ。
image
7時頃からわたしはテラスに座って Weißbier を一本開け、そのあと白ワイン (Santa Digna / Sauvignon Blanco 2005) を開けてチビリチビリとやり出す。そろそろ太陽が西の空に傾いて日中の暑さも薄らいだこの時間にテラスに座ってワインを傾けていられるいまの境遇をなにに感謝したらいいのだろう。9時からはテレビの前に座り、日本の次に応援しているドイツの試合を観る。対戦相手はポーランド。

これは良い試合だった。双方とも素晴らしいテンポで丁々発止のやりとりとなったが、88分頃にドイツがやっと一点入れて1-0で試合を決めた。ポーランドも良く健闘したが最後の方はすっかりドイツに押され気味。試合終了後のインタビューでドイツの Schweinsteiger 選手が答えていた言葉が心に残った。「試合の最初に点を入れようが最後の一分間に点を入れようが一点には変わりがない。最後の最後まで点を取ることに執念を燃やす」というのだが、日本チームにもこの精神があったらなぁ、とまたまた残念な思いがぶり返す。

今夜の試合には観客席にドイツの首相と大統領が座って応援していた。こんなところにもドイツの今大会への力の入れ方が伺える。まあ、開催国だから当然といえば当然なのだが。とにかく、日本の次に応援しているドイツが勝利を収めたので、今日は良い気分でベッドに向かう。(^_^) 

Posted: 2006年06月14日 (水) at 20:52 




1年前の今日は? 2年前の今日は?