"Roberto Devereux" の4回目(このシリーズ最後) 


晴れ / 外気温32度
7時40分起床。土曜日である。いつもより少し寝過ごした。ブリギッテが今日は休日でわたしよりも遅く起きたせいだろう。雲が多くなってきているけれど今日も暑い一日だった。夕方近くになって雷が鳴り夕立を期待したが、あっと言う間にそれも終わってしまってまた暑さが戻ってきてしまった。 

10時から13時まで "Moses und Aron" の舞台稽古があって、今日は1幕を2回通した。大分固まってきたかのような印象がある。もともと1幕は余り動きがないので、やはり問題は2幕をどう処理するかだろう。 Premiere前に詳しいことを書くのは憚れるが、Nationaltheaterの奥行きのある舞台を最大限に使っていて、舞台上にはおそらく100人以上の人間が常に動いてい、その中をバイクが(もちろん音の出ない電動のものだが)数台走り回ったり大型のバスが出てきたり、山車のようなものが縦横に動いているので、1人1人が注意していないととても危険な舞台である。練習中は「安全靴」(つま先が鋼鉄で保護されている靴)が欲しいくらいだと思った。

それが終わってから往路と同じ20分の道のりを路面電車の駅まで歩く。また一段と今日は蒸し暑かったので、帰宅したときには疲れてしまった。ブリギッテもカローラも居なかったので、そのままベッドに直行して一時間の昼寝をする。3時半頃に起きてみると2人とも帰宅していて、わたしが遅い昼食を食べたあと午後のお茶となった。そのころから空が暗くなり雷も鳴り始める。これはきっと激しい夕立が来るかなと期待して、カローラなどはビキニの水着姿になって庭に出ていたが激しい雨はほんの5分ほどしか続かなかった。天然のシャワーを浴びようと待ちかまえていたカローラの残念がること。(^_^;) しばらくしてから6時少し前にまた劇場へと向かう。

今夜は Roberto Devereux の4回目。 さすがに4回目ともなると舞台全体の動きはビシッと決まって揺るぎがない。しかし4回目頃からマンネリ化する兆しが出ることも確かであって、この辺が難しいところでもある。今夜はワールドカップの「イタリア 対 アメリカ」の試合が行われていたらしく舞台の裏で待機しているわれわれのところに時々舞台監督 (Inspiziente) が来て「依然として1対1」と経過を教えてくれていた。(^_^;)

帰り道 Hofbräuhaus の前を通ったら中に入りきれない人達が列を作っていた。こんなことも珍しいが、黄色と緑のブラジルカラーのユニフォームを着ている人達が多かった。そこを通り過ぎてからもレストランの多くは歩道にテーブルをセットしていて、店内のテレビに見入っている人が多い。夜になっても蒸し暑さの消えない今夜は、どことなく日本の夏祭りを連想させる雰囲気である。まあ、ワールドカップは4年に一度のお祭りだからそれで良いのかもしれない。23時の帰宅。 

Posted: 2006年06月17日 (土) at 00:11 




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