カローラ、18歳に 


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7時半起床。いろいろな出来事のあった一日だった。夜の公演は "Moses und Aron" の二回目。午前中は半日休暇だったので、本来ならゆったり出来るはずだったが今日はカローラの18歳の誕生日。その準備と手伝い、そして後片づけで仕事に出掛ける寸前まで忙しくしていた。それでも不思議と疲れを感じなかったのはやはり楽しいことだったからだろう。 

あいにくカローラは今夜ミュンヘン郊外でのオーケストラ演奏会があるために誕生パーティはしないことにしていた。というのも、今日の午前中にミュンヘン市内でゲネラルプローベがあって、午後一時頃帰宅。昼食をとって夕方本番に向かうという予定を立てていたのである。しかし、ドイツの習慣では18歳の誕生日というのは特別な意味を持つ誕生日。この日を境に選挙権もあるし、社会的にもすべての面で大人として扱われることになる。要するに子供ではなくなるということ。

母親のブリギッテにとってはこの日を祝わないというのは考えられないことだったらしい。そこで、数日前からカローラのふだん仲良くしている友達に電話を掛けて、カローラにはごくごく秘密に今日の午後のパーティを企画していた。幸い土曜日の午後とあってお目当ての娘たちは皆出席してくれることになった。

カローラとしては今日パーティを出来ない替わりに、友達を昨夜 Schwabing の喫茶店に招き、そこで日付が替わったときに皆に祝って貰って午前2時頃に帰宅したのだった。友達にはブリギッテから絶対に秘密を守るようにという通達が行き渡っていたので、彼女たちは次の日の午後にまたわが家で会うことになるなどとはおくびにも出さなかったらしい。カローラとしてはそれで今年の誕生日は終わったものだと思っていたらしい。
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そういうわけで、カローラが午前中の留守の間に、わたしら夫婦と夏休みで帰省中のユリアが大わらわでパーティの準備に掛かる。料理とケーキのほとんどは、昨夜カローラが外出中に作っておくことが出来たので、今日はその仕上げとテーブルの設置。わたしはまず庭の芝を刈って地下の物置からテーブルや椅子を引っ張り出して設置。ヒンヤリとした空気の爽やかな日だったが力仕事が続いたのでかなり汗をかいた。
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午後一時を過ぎる頃からカローラの友達が次々と来訪。テーブルの準備もようやく終わったところへカローラが帰宅。すかさず友達は庭の片隅に隠れる。家に入ってきたカローラはすぐに何か妙な雰囲気に気がつき、庭で数時間前に別れた友達との喜び一杯の再会となった。ブリギッテは自分の演出が図に当たったので、これも満足そう。そのあとは3時間ほどの短いパーティだったがとても楽しいものになった。父親のわたしにとっても、18歳の輝くような娘たちに囲まれているのは、これはこれで楽しいものであった。(^_^)

カローラは5時すぎにSMARTを運転して郊外の演奏会場へ。今日から彼女は介添えなしの1人で運転してもよいことになる。それがとても誇らしくて、われわれの心配をよそに浮き浮きとしている。これもまた、大人になったという一つの現実だろう。

わたしは2回目の "Moses und Aron" の公演のために劇場へ向かう。良くあることなのだが、2回目の公演というのはどこか気が入らないことがあって、わたし自身の感想としては空振りに終わったような気がする。第一幕の幕が下りて舞台から引き上げるわれわれの目の前に、舞台監督が用意した「ポルトガル3−1でイギリスを下す」という張り紙が目に入って、苦笑してしまった。みんなワールドカップを楽しんでいる。(^_^;) 真っ直ぐ帰宅してテレビをつけたら、なんとフランスが1−0でブラジルをリードしている。結局そのまま試合終了でわたしにとっては大きな番狂わせ。これで準決勝に残ったチームはドイツ、イタリア、ポルトガル、フランス、と欧州の国ばかりになってしまった。

23時過ぎにカローラの出たオーケストラコンサートを聴きにいったブリギッテ、アンナ、ユリアが帰宅。カルメン組曲でカローラが良いソロを吹いたということで3人とも嬉しそうだった。終了後の拍手の時に、今日が誕生日のカローラに舞台上で花束が贈られたそうで、ブリギッテは自分のことのように喜んでいた。 

Posted: 2006年07月01日 (土) at 00:37 




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