今夜の「アリオダンテ」は非番 


快晴 / 外気温36度
7時20分起床。月曜日。昨夜は一時雷雨があってホットしたのもつかの間、今日はまた快晴の暑い一日となった。来週の月曜日が今シーズン最後の日なので、ちょうどあと一週間で夏休みとなる。日程的にはちょっときつそうだけれど頑張って乗り越えよう。今夜の「アリオダンテ」は日本にも持っていって公演したオペラだけれど、わたしは非番。(^_^) 

10時から「タンホイザー」のオーケストラ合わせがあった。ソリスト陣も昨夜 Leonore を歌った Waltraut Meier を除いては全員顔を揃えている。心なしか、指揮者の Zubin Mehta 氏の表情にも疲れが感じられる。彼は昨夜「フィデリオ」を指揮しているし、先頃足の手術をしたとかでそのせいもあるのかもしれない。休憩の時には彼の秘書が歩行用の杖を用意していた。

ソリスト陣はもうこのオペラを何度もミュンヘンの舞台で歌っていて手慣れたものだが、その中でも今日の紅一点 Anja Harteros の非常に音楽的な歌唱が光った。今まさに、歌手として充実の頂点に昇りつつある勢いと輝きが感じられる。このソプラノ歌手はこれからも目が離せない。

Zubin Mehta 氏は今日も合唱の出番だけを優先してやってくれたので、意外と早く終了。今夜の公演は非番なので何かポッカリと穴が開いた感じになった。先頃日本から届いた MacFan 8月号に Roland/R-09 というデジタルレコーダの記事が目にとまっていて、実物を手にとって見たかった。昔はソニーの Walkmann Professional を使って生録音をしていたのだが、それも壊れてしまったままに放置してあった。それに替わる生録器機が欲しいなと思っていたところだった。値段も4万円以下と手頃である。しかし、2軒の店を覗いてみたが想像していたとおりに見つからない。今日はそのまま帰宅。

夜の劇場がよいが無いことは分かっているので歩数を稼ぐために Wettersteinplatz から家まで歩いて戻る。かなり日光が強くて日陰がなかったら辛いところだが、幸いにわたしの歩く道は緑が豊富なので日陰を歩くことが出来た。それでも家に帰り着くとちょっと疲れを感じる。汗もかいたしと Weißbier を一本開けたら急に眠気が襲ってきた。(当たり前の結果だが)逆らわずに一時間の午睡。

目が覚めてからメールチェックをしたり雑誌を読んだりして過ごしていると、そろそろ日が西に傾き始める。今日の暑さでトマトなどはすっかりしおれてしまっているので水をたっぷりと掛けてあげる。そうしているうちにブリギッテが仕事から帰宅。涼しくなったテラスで簡単な夕食をとる。典型的な快い夏の夕べ。 

Posted: 2006年07月24日 (月) at 21:30 




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