12時半になったので目的のレストランを訪れる。別荘の主人が
Carbonaia
から来たと言いなさい、と助言してくれていたのでそのとおりにするとちゃんとわかっていて気持ちの良いサービスを受けることが出来た。そこでわたしは第一の皿に
Pici
というこの地方特有のパスタを頼む。マカロニを少し細くしたようなパスタでこれにカルボナーラ風のソースがかかっているこれはまあ普通。第二の皿としてレバーを注文した。これは
Fegatello di cinta senese (Typical sienese
Pork liver)
ということでシエーナ風の料理のようだ。これがなんとも言えず美味しくて、わたしがこれまで食べてきたレバー料理の中では秀逸。ブリギッテが食べたのは、やはりこの地方特有のソーセージ
Salsiccie alla
brace (Grilled tuscan pork Sausage) と
白い豆を煮たもの
Fagiolina del purgatorio al fiasco (White
beans "purgga torio" cooked in flask)
だった。お互いに分け合って食べてみたが今日はわたしの頼んだ料理の方が美味しかった。(^_^) これに水を二瓶、最後にエスプレッソコーヒーを飲んで2人で46€(チップを入れて50€)という値段はまあまあだろう。2人とも満足して帰途につく。
別荘に戻ると庭師がイノシシに荒らされた芝生の部分を修復するのに懸命に働いている。われわれは少しだけ泳いでからまた出掛けた。今日は夕方5時にこの近くの
San Gusme
というところにオリーブ・オイルを買いに行くことにしていた。この別荘の管理をしている女性に頼んで、その村でオリーブ・オイルを作っているところを紹介して貰うことになっていたのである。オリーブといえばトスカーナ、そこで作っているオリーブ・オイルを直接買うというのが今回、ブリギッテが期待していたことのひとつだった。