今年最後かもしれない桜を愛でる 


快晴のち曇り/外気温7度〜23度
今朝も昨日と同じような朝の光。10時から「ローエングリン」の舞台稽古。今日はわが家から車で7〜8分も走ったところにある昔の米軍の駐屯地跡。ことしから新しい練習場が出来たので、もうここは使わないと思っていたが、しばらくはここも並行して使うようだ。現在は「ルル」というオペラの新演出初演を来週に控えているので、練習場が足りなくなっているのだろう。レパートリー劇場ならではの問題か。 

あまりの天気の良さに、行き交う車の数台がオープンカーで走っている。それを見てわたしのSMARTもオープンにしてみたが、3分と持たずに眼が痒くなってきてあわてて幌を元に戻した。せっかくの気候なのに残念なことである。

「ローエングリン」は1年以上やっていないので、新しい団員の数名はまだ未経験。彼たちのための舞台稽古だろう。昨日は1幕、今日は2,3幕をやって13時に終了。今夜の公演はバレエ、明日の夜の「アリオダンテ」にもわたしは出ていないし、月曜日は合唱団の休日なので、この週末はゆっくりと出来そう。(^_^)

帰宅してみるとブリギッテは仕事からまだ戻ってきていない。わたしはお腹が空いていたのと、ここ2,3日はお米を食べていなかったのでカレーライスを作ることにした。こんな時にはカレーは便利。カローラはしかし納豆が食べたいというので、彼女だけ納豆ご飯となった。(^_^) お腹を空かして帰宅したブリギッテは予想していなかったらしく、待たずにすぐにカレーが食べられて満足。

午後はブリギッテの指揮による恒例の週末大掃除となった。午後3時を過ぎる頃から空が少し曇り始める。もし、今日雨が降るようなことがあれば桜の花は散ってしまうだろう。そうなっては残念なので、ぜひ降らないで欲しいと願うばかり。この週末は最後の桜の饗宴を楽しみたい。午後、庭に出た時にわが家の桜と、両隣の桜が同一の視野に入る角度から眺めてみたが、やはり、今年は例年になく桜の花が見事だ。抜けるような青空をバックにした桜も良いけれど、今日のように曇り空の背景も花が浮いて見えて、また違った美しさ。

いまさっき「小林秀雄は山桜以外の桜は桜と認めていなかった」(『オランダ・ハーグより』 春 具 )という文章を読んだ。ちょっと面白いと思い、検索をかけて捜してみたのだが、どうも染井吉野との比較で言った言葉らしい。ふいに日本酒が飲みたくなった。 

Posted: 2004年04月17日 (土) at 18:25 




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