家族が戻ってくる 


晴れ / 外気温10度
7時15分起床。今日は10時から Rigoletto のオーケストラ合わせがあるので、時間に遅れないように家を出なくてはならない。一人なので寝過ごしたりすると困るので久しぶりに目覚まし時計をセットしておいた。自然に目が覚めるのとは違って強制的に起こされるのはやはり不快な感じがする。シャッターを開けて外を見ると、今日も良い天気になりそう。午後に車で帰宅を予定しているユリアのことがやはり心配だったがこの分だとアウトバーンの状態も心配ないだろう。 

Rigoletto のオーケストラ練習は Zubin Mehta 氏が合唱の部分だけを優先してやってくれたので一時間もたたないうちに終了となった。さすがにキャリアの長い指揮者らしい配慮である。指揮者によってはそんなことは全く頭にない人もいて、最初から順番に練習を続けることがある。合唱も結局時間いっぱい、最後まで付き合わされるわけで、ソリストたちが歌っていて合唱の出番を待っている間はなんとなくザワザワとなることが多く、能率の点から言えば余り賢い方法とは言えない。

さて、今日の内容だけれど、タイトルロールを歌う若いバリトン Mark Delavan の声がかなり疲れているような印象があって少し心配。彼は舞台稽古の時から全力投球で「少し控えればいいのに」と思っていた。マントヴァ公爵を歌うテノールの Ramon Vargas はその点、自己管理が出来ているようで今日も、抜いてもいいところでは流していてさすがにキャリアのある人。若い歌手が Zubin Mehta のような一流の指揮者の前で抜いて歌うというのも勇気の要るところではあるが、この辺はエゴイスティックになるべきだと思う。名前の出ている歌手というのは皆、そこを通り抜けてきた人ばかりである。

練習が早く終わったので、それから歩いてマックのお店に立ち寄る。ショーウィンドウを見ると iPod Shuffle が飾ってあったので「おっ、これは!」と思って店内に入り「入った?」と訊いたら「Nein」という冷たい返事。(-_-;) 店員もいつ入荷するのかわからないらしい。やはり、日本の方がマックユーザは恵まれていますね。

帰宅して簡単な昼食の後、ソファの上で本を読んでいるとブリギッテから電話。彼女のお母さんのところにいるが、荷物が重いので車で迎えに来て欲しいとのこと。この瞬間にわたしの幸せだった3日間は終わりとなった。(^_^;) 帰宅してからは立て板に水のごとくいろいろと説明してくれるのをおとなしく聞く。

その一時間ほど後にユリアとカローラが帰宅。これでホッと一安心。車を運転していったので、帰宅してその顔を見るまではやはり心配なもの。彼女たちもアンナと一緒の数日を楽しんできたらしい。夜はブリギッテが料理して久しぶりに家族揃っての食事。娘たちは今週いっぱいは休暇だけれど、ブリギッテは明日からまた仕事が始まる。でも明日と明後日の2日働けばまた週末がやってくるのでその点は気が楽なようだ。 

Posted: 2005年02月09日 (水) at 22:26 




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