今日はしっかりと働きました。 


一日に3つの練習があるなんてことは滅多にないことですが、それぞれの練習が、たいした問題もなく終わったのでホッとしました。今日のミュンヘン市内は路上に積もった雪が溶け出して、ちょっと歩きにくくなっています。 

曇り/鉛色の空
一昨日の寝不足がかなり応えていて、昨夜は23時前に眠りにつきました。遅くまで起きて何かやっている時には、楽しいから何時まででも起きてやっていられるのですが、次の日か、その次の日かにその反動がやってくるようです。若かった頃のように無理は出来ないようです。(^_^;)

そんなわけで、今朝は8時までぐっすりと眠って、満ち足りた気分で起きました。今日の予定はかなり詰まっているので、ちょうど良かった。

まず、10時から11時まで音楽稽古。ロメオとジュリエット(Roméo et Juliette)/グノー作曲、とクセルクセス(Serse)/ヘンデル作曲、の二つ。ロメオとジュリエットは、とてもきれいなメローディにあふれた美しい音楽です。クセルクセスの方は、日本でもウィスキー(?)の宣伝に使われたという、オンブラ・マイ・フ(Ombra mai fu)の美しいアリアが出てくるので有名です。

それが終わって30分の休憩があり、それからクセルクセスの舞台稽古。合唱の部分に、演出家が妙な振り付けをしたので、このオペラが来るたびに復習しなくてはなりません。それも簡単に終わって、一旦帰宅。

学校から戻ったカローラと一緒に食事をしてから、約1時間の午睡。今日の昼食はブリギッテが作っていったもので、白身の魚、インゲン豆、トマト、をオーブンに入れて焼いたグラタンのようなもの。それに白いご飯。味の方はまあまあでした。

18時から22時までは1月19日に新演出初演を迎える、「ロベルト・デヴェロー」の舞台稽古。今晩のは最終稽古( Schlußprobe )といいまして、衣装、化粧を付けてのものです。伴奏だけがオーケストラではなくてピアノ。ここで、演出の色々な不都合な点を点検します。ソフトウェアのバグ出し(β版配布)だと考えて頂けると、わかりやすいかも。(^_^;)
これは演出家の希望次第で時間に制限無くできる取り決めになっていて、最悪の時には一日中拘束されることも考えられるわけです。今回は、これを2回に分けて今夜と、明日の午前中3時間の合計7時間ということになりました。この段階が一番疲れるところです。このあと、初日の19日まで、まだ後が続くのですが、それはその時に説明することにします。

最終稽古は意外に問題が無くて、繰り返しもなく、殆ど途中で止まることもなく、終わってしまいました。21時の終了。こんなことは滅多にないこと。おまけに、明日の午前中に予定されていた、2回目の最終稽古は無くなりました。(^_^)
こんな風に、不意にポカッと空いた自由な時間というのは嬉しいものです。
 

Posted: 2004年01月08日 (木) at 14:19 




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