真夏日4日目 / 休日 


快晴/外気温32度
今日も真夏日。ドイツの全部の州でというわけではないが、ここバイエルン州は今日は休日。わたしも夜の公演がないので今日は完全休日。朝からよく晴れた気持ちの良い日で、こんな日が祝日だと凄く嬉しい。ユリアは、昨夜ブリギッテと朝の散歩を約束していたのだが、近所の友達のところでトランプ遊びをしていて帰宅したのがなんと朝の5時半だったそうだ。もちろん起こしてもなかなか起きない。 

わたしだったら「まあ、仕方がないか」で済ませてしまうところだけれど、ブリギッテに掛かったらこの手は効かない。執拗に起こされてとうとう根負けしてしまったようで、2人で家の前の森に散歩に出掛けた。(-_-;) 帰宅した時には2人とも赤い顔をしていて「ママの歩く速度は速くてかなわない!」とユリアは文句ブーブーだった。

そのあとテラスでの朝食。カローラがいないのでなんだかちょっと寂しい感じがする。2羽のセキセイインコの籠もテラスの天井からつり下げ、亀の Odysseus は囲いの枠内ではなく、われわれの目の届く範囲で自由行動。

朝食のあと、休日なんだから少しはゆったりとしたら、と思うのだがブリギッテは家の掃除・洗濯を始めた。側でキリキリと働かれると、なんだかわたしは悪いことをしているような気になってどうも落ち着かない。(-_-;) ゴミを捨てに行ったり、洗濯物を広げて干すのを手伝ったりするが、あまり彼女の助けにはなっていないような気がする。彼女から見ればわたしの存在は「漬け物石」のようなものかも知れない。要領の良いユリアは、サッサと友達のところへ「数学の勉強に」と出掛けていったが、本当に勉強しているのかどうか分かったものではない。

ブリギッテの掃除・洗濯・ベッドカバー交換も3時頃には片づいたようなので、紅茶を入れてお茶の準備をした。この時間帯が一日で一番暑い。
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お茶を飲み終わったあと、少しゆっくりするかと思ったブリギッテは今度は、庭仕事を始めた。背の高い植物の Akelei(アケライ) がそろそろ盛りを過ぎていて、あとに咲き始めようとしているバラに陽が当たらないために、それをきれいに刈り取った。

やっとそれも終わってシャワーで汗を流してきたら、わが家の上の階に住んでいる夫婦を今夜、夕食後ワインに招待しようと言う。この夫婦は去年の9月に引っ越してきた人達で、いつかはちゃんと知り合わなければと思っていたので、わたしも異存はなかった。今日彼女が一生懸命家の掃除をしていたのは、その下心があったのかも知れない。彼たちに今夜時間が取れるかどうか訊いてみたら、喜んでお邪魔するということなのでその準備を始める。前々からアポイントメントを取る招待と違って、こういうやり方は気楽でわたしは好き。

まず、われわれも夕食を手軽に済ませようと言うことで、わたしが蕎麦を茹でて簡単な出し汁を作り、ざるそばにして食べた。暑い日にはこれがおいしい。そのあと、テラスに席を作り、フランケン・ワインを冷やし、買い置きのチーズを各種皿に並べて、これだけで準備はお終い。じっくり話し合ったのは今回が初めてだったが、しょっちゅう顔は合わせているので話も弾み、19時半頃から23時頃まで楽しい時間を過ごせた。21時半頃までは空も明るかったが、22時を過ぎる頃はけっこう寒くなって、わたしはセーターを出してきてそれを羽織るほどだった。

 

Posted: 2004年06月10日 (木) at 23:18 




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