「オテロ」1回目 


雨のち曇り/外気温18度
日曜日には素晴らしく晴れて、これで本格的な夏が来るかと思ったのに、昨日、今日とまた逆戻りで、今日などは朝からけっこう激しい雨が降っておりました。お昼頃には小雨になりましたが、気温は18度近辺をウロウロしていて一向に上げる気配も見せません。こういう天気が続くと職場でも街をゆく人でも皆、機嫌が悪くなってきます。(-_-;) 

今日は「オテロ」の舞台稽古。今夜が本番なのですが、これまで「マイスタージンガー」「ドン・カルロ」と大きなオペラの練習が立て込んでいて「オテロ」をじっくりと稽古する時間が取れなかったようです。このオペラを最後に上演したのは確か2001年11月のことですから、2年半ぶりです。(-_-;) 

1回だけの舞台稽古で大丈夫かいな、と思って舞台稽古に臨みましたが、音楽が始まってみると、身体が覚えていました。(^_^) 「ああ、そうだった、この歌詞はこの場所でこの動きで歌うんだった」というのが自然に出てくるのです。やはり、新演出の時に6週間という時間を取ってじっくり練習したのは無駄ではなかったのだと思いました。短い期間に速成で憶えたものというのは、忘れるのも速いものです。

ソリスト陣のほうもちょっと問題があるらしくカッシオ(Cassio) を歌うはずだった Raimond Very という歌手がキャンセルしたために、それに替わる歌手を見つけて昨日はオーケストラ練習だったのですが、その歌手もキャンセルということで(事情は分かりません) 今晩、この役を歌う歌手 (Stephan Rügamer) をやっと見つけたけれど、彼がミュンヘンに到着するのはお昼の12時半頃だということです。それから彼に舞台上の動きを教えたり、彼の身体の寸法に合うように衣装の縫い直しなどがあるので、劇場は今日の午後、てんやわんやでしょう。そんなわけで、われわれ合唱の舞台稽古も2時間ほどやっただけで、慌ただしく終わりました。こういう事って珍しいことではないのですが、舞台裏は大変です。(^_^;)

今朝はブリギッテが少し寝過ごしたとかで、野菜料理のラタトゥイエを作ったところまでで時間切れ。そのあとは、わたしがピンチヒッターに立ちました。白味の魚を使った料理をするつもりだったらしいので、そのあとを引き継ぎ、手っ取り早く「白身の魚のムニエル」にしました。(^_^) ユリアは学校からの帰宅が3時半頃、カローラも学校から戻ってすぐにフルートのレッスンに行きましたので、わたしは彼女たちの帰ってくるのを待って一緒に遅い昼食となりました。彼女たちは学校の休憩の時に家からサンドイッチを持っていって、しっかりと食べているので、こういう事も可能。

ブリギッテは定時の5時過ぎに帰宅。大きなマーケットに買い物に行くというので、途中まで車で一緒に乗り、途中で分かれて、わたしは劇場へ。今日の舞台で印象に残ったのは、デズデモーナを歌ったソプラノ歌手 Barbara Frittoli という人。声が素直に伸びきっていて、なかなか良かった。

帰宅すると、ブリギッテはイチゴジャムを作っている。普通のイチゴジャムと、生姜の入ったイチゴジャムの2種類。日本からの知人にお土産に持っていって貰うのだそうです。わたしは生姜の入った方が好き。(^_^) 

Posted: 2004年07月06日 (火) at 23:35 




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