朝のミサは大盛況 


晴れ / 外気温31度
7時10分起床。今日は10時から市内の St.Michael 教会で Festspielgottesdienst(来週から始まるミュンヘン・オペラの Festspiel 成功を祈願するミサ)で歌うので、いつも通りの時間に起きて、いつも通りの路面電車で出掛ける。天気の方はちょっと曇りがちだったが晴れ。今日も気温は上がりそうだ。 

今年のミサはロッシーニ作曲のミサ曲。Petite Messe Solennelle という曲で、ミサ曲自体の構成は普通なのだが、モーツァルトのミサ曲などとは一風変わっている。まず、オーケストラではなくて、今回はピアノとハルモニウムの二つの楽器だけが伴奏。そしてかなり長い。毎年の例だと教会の2階にあるオルガンの据え付けてある場所から下に向かって歌うのだが、今回はグランドピアノがあるのでそうもいかない。

結局、祭壇の後ろで、参列者に面と向かっての演奏となったから、形としたらコンサートと同じ。おまけにごく近い位置の両側の Sakristei にはやはり参列者が座っているから、これは気分的にずいぶん違うもので、かなりの緊張を強いられる。ところどころ、a capella (伴奏無し)のところもあって、なかなか大変だった。教会内は文字通り、立錐の余地もないほどの大盛況。Intendant の Sir Peter も Sakristei に座ってジッとわれわれの演奏に耳を傾けていた。全てのミサが終わって時計を見たら1時間45分が過ぎていた。

帰宅してみると、ブリギッテは家の掃除に精を出している。午後に隣の夫婦をお茶に招待しているそうで、この上天気だからテラスでのお茶になることは確実だけれど、主婦の立場としてはやはり、住居の中はきちんと片づけておきたいらしい。隣人のご主人は医者ではないが病院関係の仕事に就いている人なので、ユリアが大学で医科に進むとしたら、将来どんな方向に進んでいったらいいのか、そのアドヴァイスを聞きたかったらしい。 

わたしは帰宅後すぐに仮眠モードに入ったので(^_^;)、その会話に加わったのは少し遅かったけれど、よく相談に乗ってくれているようだった。こういう事はわたしにはわからないので、ただ側で黙って聞いているだけ。お茶とは言いながら、テーブルに載ったのはカローラが先日焼いたアップルケーキアイスコーヒー。ちなみに、ドイツで言う「アイスコーヒー」は、日本のそれとは大いに違う。日本では多分「アイスフロート」とか呼んでいたと思う。要するに冷やしたコーヒーにアイスクリームと生クリームを入れたもの。わたしはこれが苦手。彼たちは16時から別の予定が入っているとかで、その前にお開きとなった。
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そのあと、わたしは夕日を浴びながらテラスでマックに向かっている。こんな時には AirMac にしておいて良かったと思う。ここ数日はユリアの卒業式やらわたしのゲネラルプローベやら、ミサやらでちょっと忙しかったので、つかの間の息抜き。もちろんビールを飲みながら。(^_^)
ユリアもカローラも夕方から友達と約束があるとかで出かけていったので、今夕はわれわれ夫婦2人だけ。余り食欲もないので、簡単にスパゲッティでも作って食べよう。夕方8時の気温が25度もある。今日は日が沈むまでのあと2時間余りをゆっくりと楽しむつもり。 

Posted: 2005年06月26日 (日) at 18:07 




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