「ローエングリン」の舞台稽古 


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今日も良い天気の一日になりそう。7時起床。今日は午前中と夕方からの2回の「ローエングリン」の舞台稽古。車で今日の練習場まで行ったら、今日は10分も掛からないで着いてしまった。今日はソリスト陣も揃っての稽古で第2幕と第3幕をやった。ソリスト陣は前回とはメンバーがガラリと変わっている。今回のシリーズでは5回上演されるが、第一回目は4月30日。 

予定されている配役は下記の通り。
Heinrich--------------------------Rene Pape
Lohengrin------------------------Ben Heppner
Elsa von Brabant----------------Melanie Diener
Friedrich von Telramund-------Sergei Leiferkus
Ortrud----------------------------Lioba Braun
Heerrufer------------------------Bo Skovhus

タイトルロールを歌うテノールの Ben Heppner は午前中に第3幕最後のアリアをセーブしないで歌いましたが、澄み切った、力強い高音が素晴らしい! Heinrich を歌うバスの Rene Pape もミュンヘンでこの役を歌うのは初めてですが、夕方の練習では、これも力を抜かずに歌いきって、やはり素晴らしい。彼の場合はピアノとフォルテのダイナミックレンジもかなりなものだが、ピアノに表情がある。Elsa 役のソプラノ Melanie Diener は今日は調子が悪かったのか、音程がぶら下がり気味で男性陣2人に比べるとちょっと弱い。本番でどんな歌を聴かせてくれるかが楽しみ。Heerrufer 役のバリトン Bo Skovhus はまだ若い上り坂の人のようだが、張り切りすぎるとちょっと音程に狂いの来るところが気になった。

なんて、こんな大層なことを書いていますが、水準としてはそれぞれ世界一流の人達ばかりです。(^_^;) 1幕(約1時間)はわれわれは最初から最後まで舞台の上に出ずっぱりですから、その間には歌手の長所、短所、その日の調子などが見えてしまいます。

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このオペラはウットリとするようなメロディーが随所に出てきますが、一番有名なのはやはり、第3幕の「結婚行進曲」でしょうか。左にその最初の数小節を貼りました。きっと「あ〜、あのメロディか!」と思われるでしょう。

夕方からの練習は1幕を通したのですが、ほとんど問題がなかったので、1時間少しで終わってしまいちょっと拍子抜け。今日も家族揃って夕食が食べられそうです。
 

Posted: 2004年04月21日 (水) at 19:23 




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