" Il Trovatore " の一回目 


晴れ / 外気温2度
7時30分起。朝8時45分の外気温がマイナス7度。これはこの冬の最低記録だろう。今朝は皆、朝からイライラしている様子。やはり、クリスマス前ということでいろいろ抱えているせいだろう。ブリギッテも朝8時に歯医者の予約が入れてあったので、今日は昼食を作っている時間もなかったようだ。 

わたしは10時から本舞台での舞台稽古。相変わらず路面電車の様子がおかしいが、今日は少々遅れても構わないと思って路面電車の乗り継ぎで劇場まで行くことにした。しかし、こういう時には割と時間通りに走る。(^_^;) いつもと同じような時間に劇場に到着。舞台稽古の方はちょっと日程がきつくなってきたような気がする。間にクリスマスと新年が入るから、暦で数えられる日数ほどの時間はない。予定表を見たら、来週の舞台稽古は Rigoletto が入っている。このプランはなんだかおかしい。

練習終了後にワイングラスを二組(4個)買って帰る。ボルドー(赤)用と、Riesling(白)用のグラスを2個ずつ。同僚にめっぽうワインに詳しい男がいるのだが、彼の話によると、ワインとグラスの関係というのは結構親密なんだそうで、わたしの好みがボルドーのちょっと重いものだと話したら、そのグラスを勧められた。試験的にではあるのだが、自分の分だけ買うわけにはいかないので、ブリギッテの分も購入してクリスマスのプレゼントの1つにする。(^_^)

帰宅すると娘たちはまだ帰宅していない。この分だとカローラは昼食を多分外で食べてくるのだろうと考えて、夕食用にカレーを作り、ご飯を炊飯器にしかけた。居間と台所が結構汚れていたので掃除機をかける。セキセイインコの抜け毛なども落ちていたが、そのあとはスッキリとした。そんなことをしていたら、予定していた洗濯物のアイロン掛けをする時間が無くなり、6時15分前に家を出る。

今夜は「イル・トロバトーレ」の1回目。ルー名伯爵を歌った Alexandru Agache はちょっと音程がぶら下がり気味で聴いていて気持ちが悪い。テノールの Salvatore Licitra は練習の時よりは丁寧に歌っていて良かったがやはりどこか曖昧な部分が感じられる。もう少し緻密な様式感があっても良いのではないかと思う。合唱の絡む有名なアリアも半音ほど下げて歌っていたと思う。これらの男性陣に比較してレオノーラ役の Fiorenza Cedolins とアズチェーナ役の Liciana D'Intino 2人はずいぶん良かった。指揮の Marco Armiliato はまだオケとも歌手陣とも息が合っていない。急遽 Zubin Mehta 氏のピンチヒッターに立ったので、その辺は割り引いて考えなくてはならないのかもしれない。22時半帰宅。 

Posted: 2004年12月22日 (水) at 00:22 




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