「美しき5月」の休日に 


快晴。外気温/14度〜25度
素晴らしい一日だった。天の恵みか、今日はわたしも休日。本来ならMacに向かってなんかいないで一日中外の空気を吸っていた方が良かったのかもしれない。しかし、マックのモニターからちょっと眼を左にずらせば5月の美しい景色が見えて、とても幸せな気分だった。(^_^) 

カローラは午前中はまだベットの中。ときどき覗いてみるが熱はそれほど無いようだし、お昼近くになって退屈を訴えてきたので、これはもう大丈夫かな、とちょっと安心した。午前10時ではもう気温が15度近くまで上がっている。空気が澄んでいるのだろうか、緑が凄く美しい。Odysseusも久しぶりに庭に出られてヒョコヒョコと嬉しそうに歩き回っている。

ユリアが学校から帰る13時20分を待ってカローラと3人で昼食。カローラの食欲も普通でこの分なら明日は学校へ行けるかもしれない。夕食はなにか美味しいものを作ろうと思って、栗原はるみさんの「ごちそうさまがききたくて」という本を眺めていた。まず「なすの揚げ煮」を選ぶ。これは冷蔵庫にたまたま茄子があったから。

こちらの茄子は日本の茄子の5〜10倍はあろうかと思うくらい大きなもの。味の方は日本のものとそれほど変わらないと思う。一度で良いから茄子を丸焼きにして熱いうちに皮を剥き、ショウガ醤油につけて食べたいと思うのだが、大きすぎてそれは望むべきも無い。(-_-;) 「焼き茄子のショウガ醤油かけ」を例外として茄子の料理というのはやはり油を使ったものが美味しいと思う。しかし、ブリギッテはカロリーが高くなるからと揚げ料理を嫌うので、彼女のいない時がチャンス。で、今日は「なすの揚げ煮」ということになった。

しかし、それだけではあまりにも寂しい。ページをめくっている時に「レンジ肉豆腐」のレシピを見つけた。これは簡単そう。美味しいかな、と半信半疑だったがまあ試してみよう。そうすると豆腐と豚肉を買いに出掛けなければならない。折からの良い天気の中をちょっと外出するのも良いだろうと、路面電車に乗る。15分くらい乗ったところに中国人のやっている食料品店があって、そこなら大抵のものは手にはいるのでそこへ行くことにした。車窓から眺める緑の美しさに飽きることがない。こんな日はまたとないかもしれないのでデジカメは忘れずに携行。(^_^)

降りたところには Kastanien(栗の木) があり、それが作る日陰の下にはテーブルが並べてあってすっかり夏のおもむき。栗とはいっても日本では「馬栗」とかいうらしく、食べられない。実の姿形は栗そのものです。この木は今が花盛りなのだけれど、赤い花をつけるものと白い花をつけるものがあって面白かったので写真に写す。ミュンヘンでは大抵のビアガルテンにある木。きっと、この木がかなり濃い木陰を作るから。

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中国人経営の食料品店では絹ごし豆腐と豆板醬を買う。豆板醬がなかなか見つからなかったので、店員さんと筆談。わたしが字を書いたらすぐにわかってくれて「ああ、Toban Djan ね」とニッコリ笑って手渡してくれた。ついでに「麻婆醬」(Ma Po Djuan) -四川風味-というのも買ってきたので、近いうちに「麻婆豆腐」を作るつもり。(^_^)

料理については別エントリにしました。ブリギッテは帰宅が遅く8時半頃に疲れた様子で戻ってくる。食卓の上に並べられた二つの料理を見て嬉しそう。お腹はそれほど空いていない、という割にはけっこう食べていた。わたしも白ワインを飲んでお付き合い。ほろ酔いでちょっと良い気分。あ〜、良い休日だった。(^_^) 

Posted: 2004年05月17日 (月) at 11:38 




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